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『これだけで出費が減る』少ない給料の中で貯金を貯めた方法

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最近物価の高騰と円安の影響を受けているとよくニュースで耳にしますよね。実際に世界経済や日本経済というマクロで見た時にはそうかもしれませんが、自分の生活に置き換えた時にはどのような変化があるでしょうか。

また、そのような中で、『給料が上がらない』という悲鳴も多く聞かれています。

今回は、私が実際に実践した『少ない給料でも貯金を貯めるための方法』についてシェアします。私はプロフィールでご紹介している年表で言うと、20歳くらいから約10年間何百万円もの借金を抱えて生活していました。

しかし、これからご紹介する方法を実践することで、今は反対に『毎年100万円以上の貯金』をすることに成功しています。自分の意識や行動を変えるだけで効果がある方法ですので、是非試してみてください。

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支出の種類は2つしか存在しない

まず結論です。

支出は『必要な支出』と『不要な支出』の2つに大別されます。この中で『不要な支出』をいかに削減するかという事が貯金を増やすためのキーポイントです。そうです。『無駄遣いを減らす』という事が、この記事の中では対義語に位置しています。もう少し詳しく分解してみましょう。

以下のリストは支出をMECE(漏れなくダブりなく)で分けた概念です。

  • 必要な支出
    • 固定費
    • 流動費
  • 不要な支出
    • 固定費
    • 流動費

お分かりですね?このリストの②を洗い出して削減していくことにより、そこの削減できた金額=貯金になっていくわけです。それでは、どうやってこの『不要な支出』を見極めて削減していくのかという点を具体的に考えていきましょう。

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毎月の給料は○○万円。じゃあ、毎月の出費は?

まずはココです。

給料が少ないと思うのは、毎月の給料がいくらで出費が賄えないと感じるからですよね?『もっと○○がしたい!』『○○が欲しい』という欲求は人間誰しもが持っているもので、それに対して『実際の収入』という現実が追い付いていないからこそ、そこに不満を持ちます。

では、ここで質問ですが、毎月の出費を正確に答えられますか?

恐らく9割以上の方は『NO』が回答になると思います。『いや、さすがにある程度は分かっているよ』という方も居られると思いますが、ある程度ではダメです。まず実践していただきたいのは1円単位で出費を把握することです。

何故1円単位で出費を把握する必要があるのか

単純な話で、貯金の方程式は『収入ー支出』だからです。これが大原則であり、この方程式の答えがプラスの値になれば貯金は増え、マイナスの値になれば家計は火の車になるからです。

この計算式に当てはめる場合には、正確な数字を当てはめることでより正確な支出のコントロールが出来るようになります。

『来月の支払いはだいたい○○円』という考えは甘え

貯金が貯まらない人の傾向としてよくありがちなのが、『だいたい』とか『おおよそ』という想定を元に支出をコントロールしている場合が多いです。

上記でも述べた通り、支出のコントロールは可能な限り正確な数字によって計算する必要があるので、支払いの金額はしっかり把握しましょう。カードの引き落とし額や支払いの金額なんて、今時ネットで1円単位で確認できますよね?

これを確認せずに感覚値でやろうとするのは、『現実を直視したくない』という甘えだと肝に銘ずるべきです。

可能な限りカードで支払う

勘のいい方はお気づきだと思います。

『正確な数字を把握する』『来月の支払いを把握する』という観点では、可能な限り支払いをカードや引き落とし等に集約することをおすすめします。私は、全ての支払いをクレジットカードにまとめて管理するようにした結果、毎月支払いが追い付かない状態から、年間で100万円以上の貯金を何年も続けることが出来ています。

カードにした方がいい理由は簡単で、支出額を正確に把握できるという事と、『何にいくら、いつ使ったのか』という事が履歴に残るという点にあります。

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出費の種類の見分け方

前章では以下の点をシェアしました。

  • 支出の金額を正確に把握する
  • 可能であればカード払いや引き落としなど、金額と内容を履歴に残す

当たり前の様でなかなか出来ないのがこの2点です。では、何故出来ないのか?答えは簡単です。『家計簿をつけている人が少ないから』です。

簡単でもいいので家計簿をつける

とは言いつつも、『家計簿をつけるなんてめんどくさい』という声が聞こえてきそうですよね。人間は、習慣を変えたくないという人間ですので気持ちはよくわかります。

そんな皆さんのために、『誰でも今日から不要な支出がわかる表』を作りました。下記から無料でダウンロードできますので、ぜひ使ってください。

算出した出費と年収を比較して出費を分ける

  • 変えるべきもの
  • 変えられるもの
  • 変えられないもの

この3つは『削減あるいは縮小できるか』という観点で分類していきます。『変えるべきもの』として挙げられるものは所謂『無駄遣い』が多いです。今すぐに削減する方法を考えて早期解決を図るべきです。

『変えられるもの』については『贅沢』や『娯楽』が絡むものが多いです。この中には『幸福度』をつかさどるものがあります。

例えば、削減することでさらに貯蓄は増えるけど、大変な我慢をしなければならないこともあります。このような場合は、自問自答して『貯蓄したい目的』と『自分の幸福度の継続』どちらが優先されるかを見極める必要があります。

ここで無理をしてしまうと、自分の生活自体がつまらないものになってしまい幸福度が下がりますが、自分に甘く考えるといつまで経っても貯蓄は進みません。

最後に『変えられないもの』は固定費である場合が多いです。例えば家賃や食費など、衣食住に関わる必要最低限の要素が含まれる場合が多いです。ここに当てはまるものは『削減ではなく縮小』が可能かどうかを検討すると良いでしょう。

具体的には『少し築古の物件に引っ越しをして毎月家賃を1万円下げる』『外食を半分に減らして食費を月々5,000円削減する』というような具合です。

人それぞれ削減と縮小の判断基準や幅は異なりますので、自分の生活スタイルに合った内容に見直すことが重要です。

食費は魔力がある

さて、固定費の中で唯一気を付けてほしいのが『食費』です。前項で『幸福度を下げるような削減はしないほうが良い』という旨を解説しましたが、食費については自分としっかり向き合う必要があります

何故ならば、食事は生きていくうえで欠かせないものであり、『極端に削減すべきではない』という考え方ができる反面、『瞬間的な快楽を得ることが出来る行為』でもあるからです。

具体的に言えば、『仕事終わりのラーメンは至福の時なんだ』というのは間違っていませんが、『食事を摂る』という観点で本当に必要でしょうか?食事をすると満腹中枢が刺激され、一時的に幸福感で満たされます。しかし、それは一時的なものであり、一種の麻薬のような状況でもあります。

食事は本来バランスの取れた栄養摂取が目的であり、過度な幸福感や一時的な快楽感覚は必要ありません。食費の削減を考える場合には『本当に変えることはできないのか』という点を綿密に自問自答してみてください。きっと仕事終わりのラーメンではなく、残業しないで帰って自炊でもそれほど生活のクオリティは変化しないことに気づくはずです。

支出が上回る場合は固定費の見直しは必須

ここまでで、ほとんどの人が年間収入よりも支出が下回る状況になっていると思います。しかし、一部の方はこれでも支出が収入を上回っているかもしれません。

その場合に絶対避けられないのが『固定費の見直し』です。変動費は前述の通り『直近の平均値もしくは最大値』で計算していますので、下がることはあっても上がることはあまりありません。一方固定は『絶対に下がらない』という特性を持っています。支出が超過する場合はこの『絶対に下がらない金額を小さくする』という対策が必要になります。

その中で一番に考えるべきが『住居費』、所謂家賃です。一般的に手取り金額の25%~30%を住居費に充てるというのが目安と言われています。一人あたり手取りの平均金額は22万円前後と言われておりますので、家賃としては5.5万円から6.6万円というのが相場になってくると思います。3人家族で年収が700万円の場合手取りに直すと550万円前後ですので、家賃の相場としては11万円から13万円程度となります。

ご自身の手取り額に比較して家賃は相場より大きいですか?小さいですか?もし大きい場合は思い切って家賃を下げるために行動すべき時かもしれません。もしそれが難しいようであれば、それ以外の固定費の縮小もしくは変動費の削減を強くお勧めします。

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100%貯蓄できる仕組みを作る

ではここから100%貯金ができる仕組みを解説します。『一番最初に貯金額を差し引く』だけでいいんです。

例えば、毎月の手取りが20万円なら2万円、30万円なら3万円というようにまずは10%の金額を何があっても貯金するというルールを作りましょう。この金額で余裕がある場合は比率を15%や20%というように上げていって無理のない範囲で貯金に回せる額を増やしていきます。

銀行口座は3つが好ましい

少し話がそれますが、上記のように毎月定額を貯金に回すと言っても、一つ注意すべきことがあります。それは銀行口座です。

具体的には『収入が入ってくる口座』『支払いをする口座』『貯蓄をする口座』はそれぞれ別であることが好ましいです。貯蓄をする口座と支払いをする口座を一緒にしている人が多くみられますが、その場合にどうしてもそれぞれの金額があいまいになりがちなので、可能であれば銀行口座は用途によって使い分けをすることをおすすめします。

毎月の収支を正確に管理する

貯蓄額を確実に管理するためには毎月の収支管理が欠かせません。予算に対してその範囲内で支出を抑えることが出来ているか、変動費に異常値はないかなど毎月又は毎日管理できる状態が望ましいです。

そのためには家計簿をつける必要があります。手書きだとかさばりますし、かといってアプリで推移を確認する必要もないです。ただただ『予算の中で支出を押さえられているか』という状況把握が出来ればいいのです。特に、食費については変動することが多いので、毎日買い物のたびに記録をつける癖をつけましょう。

定期的に固定費と変動費を見直しする

あとは継続的な管理と定期的な見直しをしていけばあなたの貯蓄口座の金額は確実に増大していきます。貯蓄をするうえで意識すべきは『入るお金を増やす』ということではなく『出ていくお金を減らす』ということです。

来月から収入が倍になるのであれば話は別ですが、ほとんどの人はそうではありません。だとしたら出ていくお金をいかにコントロールできるかという点が貯蓄に直結することは言うまでもありません。また、この引き算の差分が想定している形に収まっているのか、さらに貯蓄額を増やすことが出来るのかという点を定期的に見直しすることが非常に重要です。

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まとめ

いかがだったでしょうか。今まで貯蓄がうまくいかなかった人も、その理由が解決し貯蓄できる体制が整ったのではないでしょうか。この記事でご紹介した内容を実行していただければ確実に貯蓄ができるようになります。ぜひ今からトライしてみてください。

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