今回は、私自身の経験を元に、今転職を考えている人に向けての考え方を解説します。私自身の経歴については下記の記事をご覧ください。
結論として言いたいこと
転職を考えているという事は、今現在正社員で働いているか、アルバイトなどをしているという方が大半ではないでしょうか。そのうえで、転職をする場合には私は下記の様な理由で『派遣会社』への登録を強く勧めます。
- アルバイトと派遣社員の比較では福利厚生に違いがある
- 派遣社員に対する世の中の考え方が変化した
- 派遣社員の場合、仕事を探す手間が省けることが多い
このような理由から、もし今決定的な転職先が無く悩んでいる人には派遣社員として働くことをおすすめします。
アルバイトと派遣社員の違いを考えてみる
それでは、まずアルバイトと派遣社員の違いについて考えてみましょう。簡単にまとめてみます。
アルバイトと派遣社員の違い
アルバイトは非正規雇用であり、直接企業と雇用契約を結びます。一方で、派遣社員は派遣会社と雇用契約をして、派遣社員として様々な企業で働く機会があります。このため、派遣社員は福利厚生が充実していることが多く、安定した待遇を享受できる可能性が高いと考えられます。
時間効率と有給制度
アルバイトは時間効率が悪いと感じることがありますが、派遣社員は有給休暇が法律により保証されており、アルバイトよりも優遇されている場合が多いです。
社会の考え方の変化
10年以上前は、派遣社員は一時的な役割と見なされがちでしたが、今では多様なキャリアパスを提供する立派な職業として認識されています。派遣社員は即戦力として企業のニーズに応え、多くの場合、正社員と同等の待遇を受けることが期待されています。
働き方の自由度
アルバイトは自分の生活環境を仕事に合わせる必要がありますが、派遣社員は自分の居住環境を基に派遣会社が仕事を紹介してくれるため、生活と仕事のバランスを取りやすいです。また、派遣社員は契約更新を通じて様々な職場で経験を積むことができ、キャリアアップにもつながります。
転職を考えている方にとって、派遣社員として働くことは新たなキャリアの可能性を広げる選択肢の一つです。福利厚生、有給休暇、社会的認知、そして働き方の自由度を考慮に入れた上で、ぜひ派遣社員という働き方を検討してみてください。あなたのライフスタイルに合った働き方が見つかるかもしれません。
派遣社員の方が良いと考える実例と私見
雇用条件や社会的な立ち位置を元にアルバイトと派遣社員の違いについて考えてみましたが、今度は実例をもとに私の考え方を解説します。
定年を過ぎた私の父は派遣社員として真っ当な報酬を得ている
私は父親と同居しており、父は今60代も半ばで年金の受給が始まったくらいの年齢です。私が大手通信事業者の正社員として転勤が多くなった頃から一緒に住んでいますが、その時から同じ派遣会社に登録しており、転居先では常に働き口を確保しまったく生活に支障のない報酬を得ることが出来ています。
毎月の給料としては、手取りで20万円前後、有給休暇付与は年度で20日しっかり付与されており、消化率は50%以上となっており、福利厚生の観点でも正社員の私と比較しても遜色ない環境で働けています。
労働条件は父から提示しているが、それに該当する就業先を斡旋してくれる
父はそれほど体が強いほうではないので力仕事が出来る訳でもありませんし、年齢的にパソコンを使った仕事が出来る訳でもありません。当然特殊な資格を持っているわけでもない、所謂『普通のおじさん』です。
上記で私の転職に合わせて転居先で就業先を確保できている旨解説しましたが、10年弱の間で4回程度転勤を繰り返しています。地域もバラバラでしたが、その都度派遣会社から就業先の斡旋は途切れることはありませんでした。
また、通勤距離や就労時間、休日日数、土日休みか等細かい条件は父の方から提示して、それに合った企業を派遣会社が紹介してくれるので、通勤に1時間以上かかるとか労働時間が極端に長いとか、働き口を見つけるために目を瞑らなければいけないという事もありませんでした。
派遣会社は労働力を担保に就労先を斡旋している
派遣会社は労働者と企業をマッチングさせ、労働者が就労開始となった後の企業からのマージンによって収入を得ています。故に、派遣会社としては『労働者に対して就労先を確定させなければ収入にならない』ので、比較的親身になって就労先を探してくれます。
一方で、派遣会社としても『働いては辞め、働いては辞め』という労働者の場合は、企業に斡旋してくれなくなります。派遣会社は労働力を担保できる労働者を商品として企業に売っているため、紹介することのデメリットがあると判断されると、就労先の斡旋をしてくれなくなります。
つまり、『普通に勤続できる人』『派遣会社が斡旋する上でリスクがない人』の場合は、年齢や経験に関係なく、就労先を斡旋してくれることが多いです。
まとめ
という事で、今回のコラムのまとめは以下の通りです。
- 派遣社員として働くのは正社員として働く場合と福利厚生の面で変わらない
- 派遣会社の収入の理屈として、就労先の斡旋は積極的である
- 一般的に問題なく働ける人であれば、年齢や経験に関係なく派遣会社は就労先を紹介してくれる
上記のことから、手軽ではあるものの時間効率や福利厚生の劣勢となるアルバイトを探すよりも、派遣会社への登録をした方が転職を検討している人によってはメリットがあると私は考えます。
実際に還暦を過ぎた私の父が、何度も転居を繰り返しているにも関わらず現在も自立して生活できる程度の収入をいただけていることが何よりの証明です。
是非今悩んでいる人は、一度派遣会社の検索をしてみてはいかがでしょうか。今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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