制度設計の背景
DearOneは、プロダクトを通じて社会に驚きを与えるだけでなく、従業員間のコミュニケーションにおいても「相手の期待値を少しでも上回る」という独自のビジョン「WOWを創る」を掲げています。このビジョンを組織文化として定着させるため、感謝を伝える場が全ての従業員に平等に開かれていることが重要だと考えられました。
また、物価高騰や働き方の多様化が進む中で、企業は賃上げ以外の側面から従業員のモチベーションや組織への関与を引き出す必要に迫られています。特に事業拡大や人員増加が進む企業では、部門間の壁や価値観のばらつきが生じやすく、組織マネジメントの難易度が高まる傾向にあります。このような状況において、DearOneでは、一人ひとりの貢献を可視化し、組織全体で共有・循環させる仕組みが重要なテーマとなっていました。
「Unipos」活用の具体例
DearOneでは、ピアボーナス®「Unipos」を導入し、称賛と報酬を組み合わせた独自の取り組みを実施しています。この「Unipos」は、社員同士で感謝や称賛のメッセージとともにポイントを送り合う仕組みです。
同社ではこれをビジョンである「WOWを創る」と掛け合わせ、「WOWコイン」と名付けています。利用を通じて獲得したポイントは、1ポイント1円として給与に還元されるため、称賛された行動が直接給与に反映される仕組みが構築されています。この制度は人事評価や査定とは切り離して運用されており、成果や役割に限定されず、日々の業務における支援や貢献を拾い上げることを目的としています。称賛を個人的なやり取りに留めず、制度として全社に可視化・循環させている点が特徴です。
7年間の継続運用による主な成果
高い従業員エンゲージメントを維持
四半期ごとに実施される調査では、DearOneの従業員エンゲージメントスコアが、NTTドコモグループの新規事業会社の中でも7年間にわたり高い水準を維持しています。特に、「上長からのサポート」「多様性の受容」「チーム内外の連携」といった項目で顕著な成果が見られます。
部署を超えた相互理解と連携の促進
Unipos上で感謝や称賛が共有されることで、社員間の距離が縮まり、他部署の業務内容や役割への理解が進みました。これが部署を越えたスムーズな連携の基盤となり、組織全体への親近感や愛着の向上、さらには会社の出来事を「自分事」として捉える意識の変化に繋がっています。
採用活動における差別化
コーポレートサイトなどで本制度を紹介することで、面談や面接の場で求職者から「WOWコイン(Unipos)とは何か」と質問される機会が増えています。称賛文化を支える具体的な仕組みがあること自体がDearOneの強みとして認識され、採用における差別化要因として機能しているとのことです。
制度として設計したからこその7年間の継続
DearOneの取り組みは、称賛を一過性の施策に終わらせることなく、成長企業が直面しやすい組織分断やカルチャー定着の難しさといった課題に対し、制度として継続的に向き合ってきた事例と言えます。賃上げ以外のエンゲージメント施策を検討する企業にとって、この事例は組織運営や人材戦略における一つの示唆を提供するものです。
DearOneのUnipos活用事例の詳細は、以下よりご覧いただけます。
Unipos株式会社に関する情報は、以下をご確認ください。





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