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スポットワーク運用の構造的断絶が明らかに:企業とワーカーの認識差を浮き彫りにした調査レポート

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スポットワーク運用における構造的断絶が明らかに:企業・ワーカー調査レポート発表

株式会社クロスビットは、企業側411名とスポットワーカー799名を対象としたスポットワークに関する調査を実施し、その結果をまとめたレポートを発行しました。この調査により、スポットワークが現場運営の選択肢として定着している一方で、リピートや関係継続に関する仕組みが十分に整備されていない「構造的断絶」が明らかになりました。

調査レポート

調査実施の背景

外食・小売業などで続く慢性的な人手不足に対し、スポットワークサービスの普及は即時的な人材確保を容易にしました。しかし、「業務品質のばらつき」「毎回発生する教育負担」「優秀な人材が蓄積されない構造」といった課題も指摘されています。ワーカー側では同一職場への複数回勤務が一般的であるにもかかわらず、その関係が企業側に十分に活用されていない可能性も考慮し、双方の実態を整理するために本調査が実施されました。

調査概要

店舗運営におけるスポットワーカー利用に関する調査(企業向け調査)

  • 調査主体:株式会社クロスビット

  • 調査期間:2025年12月23日〜2026年1月8日

  • 調査方法:インターネット調査

  • 調査対象:従業員数200名以上規模でクラウドシフト管理「らくしふ」を利用している企業の店長・本部・エリアマネージャー

  • 有効回答数:411名

企業調査対象属性

スポットワークに関する全国調査(ワーカー向け調査)

  • 調査主体:株式会社クロスビット

  • 調査期間:2026年1月7日〜2026年1月14日

  • 調査方法:インターネット調査

  • 調査対象:全国のスポットワーク経験者

  • 有効回答数:799名

ワーカー調査対象属性

調査トピックス

本調査では、スポットワークの活用実態について、企業側とワーカー側の双方から多角的に分析が行われました。その結果、スポットワークは現場運営に定着している一方で、運用構造やリピートに関する認識には一定の差があることが明らかになっています。

【企業調査より】

  • スポットワークは「欠員・繁忙への即応手段」として利用されており、計画的な人材施策ではない実態が見られます。

  • スポットワーカー活用の最大の課題は「業務品質のばらつき」にあると指摘されています。

  • 企業は「リピートしてほしい人材」を明確に認識していますが、そのための仕組み化ができていません。

  • スポットワーカーの教育負担は、業務難易度ではなく「毎回教える構造」に起因していると考えられます。

  • スポットワークは人手を補う一方で、現場マネジメントの負荷を増加させています。

【ワーカー調査より】

  • スポットワーカーは「条件」と「安心材料」を組み合わせて勤務先を選んでいます。

  • スポットワークでも、同一職場への複数回勤務は一般的です。

  • 再訪の理由は「報酬条件」よりも「職場の雰囲気」が上位に挙げられています。

  • 「また来たい」という意向は、実務的な判断として現れているようです。

  • 直雇用は目的ではなく、複数回勤務の結果として発生している傾向が見られます。

【企業とワーカー意識比較】

  • リピートに対する捉え方に差があり、企業は「狙ってリピートさせたい」と考える一方、ワーカーは「条件と体験が合えば戻る」と認識しています。

  • 教育・受け入れに対する認識にも違いが見られ、企業は「教えている」と感じるのに対し、ワーカーは「無理のない範囲で参加している」と捉えています。

  • スポットワークは「単発前提」という認識があるものの、スポットワーカー側では同じ職場に複数回勤務することも珍しくないという実態があります。

店舗運営におけるスポットワーカー利用に関する調査(企業向け調査)詳細

スポットワークは、すでに雇用形態として浸透しており、約半数の店舗が現在または過去にスポットワーカーを活用しています。これは一部の例外ではなく、現場運営に組み込まれた選択肢となっていることを示しています。

スポットワーカー利用経験

スポットワークは「常用」ではなく「必要な時に使う」もので、中央値は月1〜2回にとどまる一方、平均では月5回超となっています。利用は限定的でありながら、必要な店舗では一定頻度で使われている実態が見られます。

現在のスポットワーカー利用頻度

利用は減少傾向にあるものの、必要性は消えていません。1年前と比較すると利用頻度は減少している店舗が多いですが、「使っていない」店舗が増えつつも、必要な現場では依然として活用が続いていることが示されています。

1年前のスポットワーカー利用頻度

スポットワークは「応急対応」として使われることが多く、利用理由の多くは「今すぐ人が必要」という切迫した事情に基づいています。長期的な人材戦略ではなく、その場を回すための手段として使われている現実が浮き彫りになりました。

スポットワーカー利用理由

スポットワークの課題は、“単発前提”に起因していると見られています。約7割がスキルや業務品質のばらつきを課題として挙げており、「リピートしてほしい人が来ない」という声も多く、単発前提の運用そのものが構造的な課題を生んでいます。

スポットワーカー利用課題

手数料が高くても使わざるを得ない状況がある一方で、使い続けられないというジレンマも存在します。スポットワークは「必要なときはコストを飲み込んで使う」ものの、恒常的な活用にはためらいが生じており、利便性とコストの間で現場は常に判断を迫られています。

手数料が理由で利用を控えた経験

人は増えても、教育負担は減らないという実態があります。約3人に2人がスポットワーカーの教育に負担を感じており、その要因は教える内容の難しさではなく、「同じことを何度も教える」構造にあると考えられます。

スポットワーカー教育負担

現場はすでに“関係づくり”に取り組んでいますが、その多くは個人の声かけや記憶に依存しており、組織として蓄積・活用されていません。約9割の企業がリピートを意識した取り組みを実施しているものの、仕組み化には至っていません。

リピート勤務に向けた取り組み

スポットワークに関する全国調査(ワーカー向け調査)詳細

スポットワーカーは、特定のサービスに固定するのではなく、複数サービスを使い分けていることが明らかになりました。ワーカーにとって重要なのは「どこで働くか」であり、「どのサービスか」ではないようです。

利用しているスキマバイトサービス

「軽く働きたい」「失敗したくない」という両方のニーズを満たす形で、自由度や即金性を求めつつも、安心して働ける環境が強く意識されています。気軽さの裏には、失敗を避けたい合理的な判断があると考えられます。

スキマバイト利用理由

勤務先を選ぶ際の判断構造は、まず生活条件への適合、次に安心材料、その上で体験や情緒が判断を左右しています。「また来てほしい」と感じさせる体験が、選ばれ続ける要因となっているようです。

スキマバイト勤務先選びの重視項目

スポットワークでも、関係は積み上げることが可能です。同一職場でのスキマバイト勤務回数は、中央値で3〜5回、平均で約6回となっており、継続的に選ばれる職場が存在することが示されています。

同一職場でのスキマバイト勤務累計回数

人は「条件」で来て、「体験」で戻る傾向が見られます。最も多い理由は「職場の雰囲気が良い」であり、報酬や条件以上に、働いたときの体験が再選択を左右していることが示唆されています。

複数回勤務した理由

スキマバイトは、雇用の入口としても機能しています。約3割がスキマバイト先で直雇用に転換した経験を持っており、スポットワークが一時的な就労だけでなく、関係性を深める起点として機能していることがうかがえます。

スキマバイト勤務先での直雇用転換経験

直雇用の決め手は、「体験への納得」に集約されます。職場の雰囲気、仕事内容、柔軟な働き方など、スキマバイト中の体験そのものが、直雇用を前向きに捉える理由となっています。

直雇用転換を検討した理由

直雇用を見送る理由は、不満ではなくミスマッチにあります。条件や働き方が合わないという合理的な判断が中心で、スキマバイトだからこそ無理のない選択が可能になっていると考えられます。

直雇用転換を見送った理由

調査総括

本調査から、企業側はスポットワークが現場運営に定着した選択肢であると認識しつつも、「業務品質のばらつき」「教育負担」「リピートの仕組み化不足」といった構造的な課題を抱えていることが明らかになりました。現場では関係づくりへの意識は存在していますが、その多くが個人の努力に依存している状況です。

一方、ワーカー側では、同一職場への複数回勤務は珍しくなく、直雇用への転換も一定数発生しています。「条件が合えば戻る」「体験に納得できれば前向きに検討する」という合理的な判断構造が見られます。

スポットワークは単発前提で運用されながらも、実態としては関係が積み上がる余地を持っています。しかし、その関係は企業側に十分に蓄積・活用されているとは言えません。

本調査からは、「一度生まれた関係を、次につなげる仕組み」が整備されていないという構造的課題が浮き彫りになっています。スポットワークが単なる応急対応にとどまるのか、あるいは将来的な人材資産の起点となるのか。その分岐点は、関係を偶発で終わらせるのか、仕組みとして管理・活用するのかにあると考えられます。

こうした背景を踏まえ、クロスビットは、自社専用スポットワーク「らくしふ タレントプール」を2026年3月4日より正式に提供開始しました。

クロスビットは、今後も一度生まれた接点を企業の人材資産へとつなげていく仕組みづくりを支援していく方針です。

「らくしふ シリーズ」について

らくしふ シリーズ

「らくしふ シリーズ」は、現場の“はたらく力”を解き放つサービス群です。クラウドシフト管理「らくしふ」、公式アプリ「らくしふ TeamApp」、シフトを自動作成する「らくしふオートメーション」、自社専用スポットワークサービス「らくしふ タレントプール」などを通じて、シフト作成・コミュニケーション・人材活用までを一気通貫で支援しています。

株式会社クロスビットについて

クロスビットは、労働市場において、働く人を管理する「Workforce Management」から、一人ひとりの可能性を解放する「Workforce Enablement」への変革を掲げ、働く体験価値の最大化に取り組んでいます。

「らくしふ シリーズ」の提供をはじめ、シフトワーカーを擁するあらゆる業種の働く現場を包括的に支える事業を展開しています。必要な労働力を最適に配置するために、AIをはじめとするテクノロジーを活用して、企業の持続的な成長に貢献しています。

企業概要

  • 社名:株式会社クロスビット

  • 所在地:東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント 19階

  • 代表:代表取締役 小久保 孝咲

  • 設立:2016年4月

  • 企業URL:https://x-bit.co.jp

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