AIエージェントの本番運用が約半数に
調査の結果、大手企業の約半数(48.3%)がAIエージェントを実際の業務で「本番運用」していることが明らかになりました。「全社展開・経営戦略統合」が20.0%、「複数部署で本番運用」が15.4%、「一部部署で本番運用」が12.9%となり、AIエージェントの活用が試行段階を超え、実運用のフェーズに進んでいることがうかがえます。

約6割が効果を実感、ノウハウ形式知化に手応え
AIエージェントを実際に活用している層(PoC導入以上、n=317)のうち、約6割(59.0%)が導入効果を実感しています。「明確な成果が出ており、業務として定着している」が24.0%、「特定の業務・領域では効果を実感できている」が35.0%という結果でした。

効果を実感している層(n=187)に具体的な変化を尋ねたところ、「属人化していた業務ノウハウの形式知化・継承が進んだ」が47.6%で最も多く、AIエージェントが業務効率化だけでなく、組織知の蓄積にも貢献し始めていることが示唆されています。

約7割が推進人材・体制に不足感、最大の障壁は「設計・評価できる人材の不足」
AIエージェントの活用が進む一方で、運用や判断を担う役割・体制については、「十分に整っている」との回答は19.8%にとどまり、「ある程度整っているが不足感もある」(43.4%)を含めると、約7割(73.1%)が体制への不足感を抱えていることが明らかになりました。

また、AIエージェントの導入・活用に取り組む層(n=399)が抱える課題や障壁として、「AIエージェントを設計・評価できる人材の不足」が45.9%で最多となりました。

総括:活用を成果につなげる鍵は人材・体制の早期整備
今回の調査から、大手企業におけるAIエージェントの活用は「導入」から「実行」のフェーズへ移行しつつあることが明らかになりました。しかし、その活用を全社へ広げ、成果として定着させるためには、AIエージェントを設計・評価・推進できる人材や体制の不足が大きな課題となっています。
こうした基盤整備の遅れは、活用の停滞や投資対効果の低下、ひいては企業間の競争力格差の拡大につながる可能性があります。これらの人材は社内での育成に時間を要するため、短期的には、外部のプロ人材を活用することも有効な選択肢の一つです。外部人材は、不足する役割を補うだけでなく、実務を通じた社内メンバーへの知見移転や、人材育成の加速にも寄与することが期待できます。これらをいかに早期に補完できるかが、AIエージェント活用の成否を分ける分岐点になると考えられます。
調査概要
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調査名称:大手企業におけるAIエージェント活用実態調査
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調査機関:パーソルキャリア株式会社
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調査方法:インターネット調査
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調査期間:2026年5月20日〜5月22日
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対象:売上高1,000億円以上の企業に在籍する部長職以上505名
本調査結果の詳細レポートは、以下のURLから無料でダウンロードしてご確認いただけます。
大手企業におけるAIエージェント活用実態調査
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