7年ぶりに「完全に売り手市場」が減少
新卒採用市場の見方について、「完全に売り手市場だと思う」と回答した企業の割合が、2027年卒採用では64.9%となり、前年度の77.7%から7年ぶりに減少に転じました。しかし、「やや売り手市場だと思う」と合わせると95.1%の企業が依然として売り手市場であると認識しています。

図表4. 新卒採用市場の見方
学生の反応と意識の変化
2026年卒採用と比較して、エントリー数が「増えた」企業は35.1%、「減った」企業は41.2%でした。一方で、面接への参加率は改善傾向にあり、「上昇した」と回答した企業が「低下した」と回答した企業を上回っています。

図表1. 学生の反応(2026年卒採用との比較)
接点を持った学生に対しては、7割以上の企業(74.5%)が「待遇や働き方にこだわる学生が増えた」と感じています。
採用活動の早期化と内定充足の課題
年内の面接開始が4割を超え、特に大手企業で採用活動の早期化が顕著です。内定出し開始は12月が最多となっています。
選考終了企業は全体の22.3%にとどまり、内定者充足率の平均は54.3%でした。採用活動を継続している企業の半数以上が「充足が難しい」と感じており、内定者の量に対する不満が依然として目立ちます。

図表3. 選考終了状況と内定者充足率
内定辞退者については、「増えた」企業が21.8%、「減った」企業が22.3%とほぼ同数でした。内定承諾を促進するためのフォロー施策としては、「人事面談」が最も多く実施されています。
インターンシップと2028年卒採用の見込み
今年度のインターンシップ等のプログラム実施予定企業は76.6%に上り、夏季など早い時期の実施が増える見込みです。2028年3月卒業予定者の採用計画では、7割強の企業が2027年卒以上の採用を予定しており、採用意欲は引き続き堅調です。採用予算も増加傾向にあります。
人事担当者の本音川柳
調査では、人事採用担当者の本音が垣間見える川柳も紹介されています。
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「まず条件 やりたいことは 特になし」
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「自己PR AI書いたと AIが言う」
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「内定を承諾するのは親のほう」
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「選考をされているのは企業側」

図表5. 人事担当者川柳
これらの川柳からは、採用現場が直面する学生の意識変化やAIの活用、保護者の影響といった実情がうかがえます。
本調査の詳細レポートは、以下のリンクから確認できます。





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