主な調査結果
私生活と仕事の充実のつながり
20~50代の正社員に私生活の充実と仕事の充実の関係性について尋ねたところ、「私生活の充実と仕事の充実はつながっていると感じる(計)」と回答した割合は69.8%でした。これは前年(69.2%)から微増しており、「私生活と仕事の充実がつながっていると感じる」人が多数を占める状況が継続していることがわかります。

WLIの実現状況と要因
ワーク・ライフ・バランス(WLB)を「実現できている」と回答した割合は39.1%(前年比+3.6pt)で、特に20代では46.7%と最も高くなっています。
一方、ワークライフ・インテグレーション(WLI)を「実現できている」割合は20.1%(前年比-0.9pt)で微減しましたが、前年から大きな変化は見られませんでした。
WLIが「実現できている」理由としては、「時間休の取得」や「在宅勤務」といった働く時間や場所の柔軟性を挙げる声が多く見られました。また、「AIの活用」による業務効率化や「資格勉強」が仕事に好影響を与えているという回答もありました。

反対に、「実現できていない」理由では、「残業の多さ」や「休日の少なさ」が目立ちました。「休みの日でも連絡が入る」など、仕事と私生活を切り分けにくい状況を挙げる回答も見られます。
WLIはWLBが実現できる柔軟な職場環境が前提となるため、WLBを実現できている割合が増加していることは、今後WLIを実現できる人を増やすための準備が進んでいるとも考えられます。

WLI実現と仕事・私生活の満足度、働くモチベーション
WLIの実現有無別に仕事と私生活の満足度を比較すると、「仕事も私生活も満足」と回答した割合は、WLIを実現できている人(55.5%)が実現できていない人(13.9%)を40pt以上大きく上回りました。WLIを実現できていない人は、仕事も私生活も「どちらも満足ではない」割合が53.2%に達しています。

また、働くモチベーションについては、WLIを実現できている人では「高い」割合が55.8%と半数を超えましたが、実現できていない人では14.4%にとどまりました。このことから、WLIを実現できている人は、仕事と私生活の満足度や働くモチベーションが高い傾向にあることがわかります。

調査担当者コメント
今回の調査では、WLIを実現できている人は、働く時間や場所に柔軟性があることが引き続き確認されました。WLIの実現は、仕事と私生活を常につなげることによって生じるのではなく、それぞれを充実させたうえで、双方が良い影響を与え合う状態になった結果であると考えられます。
近年注目されている「つながらない権利」のように、勤務時間外に仕事から意図的に距離を取ることができる環境も、私生活の充実を支え、結果的に仕事の充実も支える可能性があります。
企業には、柔軟な働き方を可能にする環境の整備が引き続き求められます。さらに、従業員の働くモチベーションを高める一つの手段として、WLIの実現を支えるために、仕事だけではなく私生活も充実させられるような支援も重要になってくるでしょう。
「つながらない権利」に関する詳細はこちらをご確認ください。
マイナビ「つながらない権利をめぐる個人の本音と企業の実態調査」
調査概要
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調査名称: 「マイナビ 正社員のワークライフ・インテグレーション調査2026年版(2025年実績)」
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調査期間: 2025年11月18日(火)~ 11月21日(金)
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調査方法: インターネット調査
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調査対象: 20~59歳の正社員の男女
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有効回答数: 3,000件
本調査結果の詳細は、下記リンクからご確認いただけます。
調査結果詳細





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