調査サマリ
今回の調査から、以下の点が明らかになりました。
-
キャリア意欲は出産後に一律に低下するわけではなく、多くのワーキングマザーが中長期的なキャリア拡張を望んでいます。
-
出産後は「挑戦」から「仕事と家庭のバランス」へと価値観が変化しますが、これはキャリアの後退ではなく、働き方の再設計と捉えられています。
-
時間的な制約がある中でパフォーマンスを発揮するため、効率化やチーム連携を重視する工夫が強まっています。
-
制度の有無よりも、職場での「実質的な運用」と「心理的受容」が、ワーキングマザーの継続就労を左右する重要な要素です。
-
家庭内での役割分担や外部サポートが整うほど、ワーキングマザーのキャリア意欲は高まり、適切な環境があれば本来の力を発揮できることが示されています。
ワーキングマザーのキャリア意欲は出産後も高水準
ワーキングマザーになる前と現在でキャリア意欲を比較したところ、高意欲層と中意欲層を合わせた「キャリアに前向きな層」は、ワーキングマザーになる前が75.8%、現在が75.9%と、ほぼ同水準であることが分かりました。個人単位で見ると、出産後に意欲が低くなった人もいますが、約2割(16%)の人が出産後に意欲が高まっています。

出産や育児の経験を通して、「自分にとって仕事とは何か」「どのように働きたいか」を考える機会が増え、意識がより明確になったと考えられます。
仕事への意識変化:効率化とチーム連携の重視
ワーキングマザーになってから仕事で「増えたこと・強まったこと」について、キャリア意欲にかかわらず、約8割が「限られた時間で効率よく終わらせようとする意識・工夫」を選択しています。

高意欲層では「チームメンバーや周囲への配慮」が、中意欲層では「自分の働き方やキャリアを見直す意識」が上位に挙がりました。また、低意欲層では「不測の事態に備えるリスク配慮」が重視される傾向が見られます。これは、業務の前倒しや代替案の準備など、リスク回避を優先する姿勢が表れていると言えるでしょう。
意欲と環境で見るワーキングマザーの4つのタイプ
ワーキングマザーの状況は、本人のキャリアに対する意欲と、職場や家庭の環境によって多様です。本白書では、この「意欲」と「環境」の掛け合わせから、ワーキングマザーを以下の4つのタイプに分類し、それぞれの実態と課題、乗り越え方や工夫を提示しています。

-
TYPE A アクティブワーママ: キャリア意欲が高く、家庭・仕事環境にも恵まれています。忙しいながらも充実感があり、挑戦できる環境を活かして積極的に業務に取り組んでいます。

-
TYPE B サバイバルワーママ:
-
TYPE C マイペースワーママ:
-
TYPE D ギリギリワーママ:
これらのタイプ分けは、ワーキングマザー自身が現状を認識し、本人・家庭・職場のそれぞれが、今日から何ができるかを考えるヒントとして活用されることを目的としています。
「ワーキングマザー白書2025」について
「ワーキングマザー白書2025」の全文は、下記URLよりお申し込みをいただくことでダウンロードURLが送付されます。
- 「ワーキングマザー白書2025」全文はこちら: https://forms.gle/jNouTz3CAj5pXoTh6
株式会社mogについて
株式会社mogは「m(ママ)o(お仕事)g(がんばって!)」の頭文字を取り命名されました。働くママたちが仕事と家庭のバランスや自己実現と現実の狭間で揺れる中、「ママ、お仕事がんばって!」と送り出される社会の実現を目指しています。人材紹介事業や研修事業を通じて、ワーキングマザーのキャリアを支援しています。
- 株式会社mog: https://www.mog-career.co.jp/

株式会社mogの稲田明恵取締役社長は、今回の白書を通して、ワーキングマザーは「制約のある人」ではなく、「環境が整えば本来の力を発揮できる人」であると述べています。働く母であることは、限られた時間の中で培われる判断力や調整力といった価値あるスキルを生み出すとし、「キャリアウェルビーイング」を軸に、働く人の心の健やかさと成長が両立する文化を社会に広げたいと考えています。






コメント