主な調査結果
1. ベンチャー社員の71.1%が「プライベートの時間を確保できている」と回答
ベンチャー企業で働く正社員のワークライフバランスに関する調査では、「十分に確保できている(37.5%)」と「ある程度は確保できている(33.6%)」を合わせると、71.1%がプライベートの時間を確保できていると回答しました。これは、プライベートの時間を確保できていない層(合計22.1%)を大きく上回る結果です。

日系大手企業社員のワークライフバランスに関する別データと比較すると、「プライベートの時間を確保できている」割合は、日系大手企業の69.0%に対し、ベンチャー企業は71.1%と上回っています。特に「十分に確保できている」層はベンチャー企業の方が6.0ポイント高く、大企業と比較しても同等以上の水準にあると言えるでしょう。

2. 仕事に「やりがい・満足感」を感じる人も69.9%、WLB同様に高水準
現在の仕事内容や働き方に対する「やりがい・満足感」については、「非常に感じている(16.2%)」と「やや感じている(53.7%)」を合わせると、69.9%がやりがいや満足を感じていると回答しました。プライベートの確保と同様に高い水準にあり、ワークライフバランスを保ちながら仕事にも前向きに取り組めている様子がうかがえます。

仕事のやりがいについても、大企業社員を対象とした別データと比較すると、やりがい・満足感を「感じている」割合は、大企業の56.0%に対し、ベンチャー企業は69.9%となりました。ベンチャー企業で働く社員の方が、仕事に対して前向きな実感を持つ人の割合が高いことが示されています。

3. 自身の立場を踏まえて「裁量の幅が広い」と感じる人が67.4%
高い満足度やワークライフバランスの背景には、どのような業務環境があるのでしょうか。自身の役職や立場を踏まえて、どの程度「自分の裁量」で業務を進められているか質問した結果、「とても裁量の幅が広い(14.5%)」と「まあまあ裁量の幅が広い(52.9%)」を合わせると、67.4%が裁量の広さを感じていると回答しました。裁量が広いと感じている層が多く、ベンチャー企業において多くの社員が一定の裁量を持って業務にあたっていることが見て取れます。

4. 裁量が「とても広い」層の91.2%が「やりがい・満足感」を実感、裁量幅で満足度が大きく変化
裁量の有無が仕事のやりがいや満足度にどの程度関連しているのかを分析したところ、「とても裁量の幅が広い」と回答した層では、91.2%がやりがい・満足感を実感していました。「まあまあ裁量の幅が広い」層でも86.3%が高い満足度を示しています。一方で、「とても裁量の幅が狭い」層における満足度は19.5%にとどまりました。

この結果から、業務における自己決定権の大きさが、ベンチャー企業で働く社員のモチベーションや熱量の高さに結びついていることがうかがえます。
5. 満足の理由トップは「仕事内容が面白い(33.9%)」、「裁量がある(32.6%)」が僅差で続く
仕事にやりがい・満足感を感じていると回答した人を対象に、その理由を質問した結果、「仕事内容が面白く、好きである(33.9%)」が最も多く、次いで「裁量権があり、自分の判断で進められる(32.6%)」、「人間関係が良く、相談しやすい雰囲気がある(29.9%)」が続きました。金銭的な報酬よりも、仕事そのものの面白さや裁量の大きさといった「仕事の中身」が重視されていることがわかります。

まとめ:「働きやすさ」と「働きがい」が調和したワークスタイル
今回の調査からは、多くのベンチャー社員がプライベートの時間と仕事への満足感を両立させている姿が見えてきました。「仕事かプライベートか」の二者択一ではなく、裁量を持って主体的に業務に取り組めることが、働きやすく、働きがいのあるワークスタイルに結びついている様子がうかがえます。特に、満足度を支えているのは、主に「仕事の面白さ」や「裁量の大きさ」である点が印象的です。給与などの条件面以上に、自分の判断で仕事を進められる環境や、信頼できる仲間との関係性が、日々のモチベーションやポジティブな就業環境につながっていると考えられます。
調査の実施概要
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調査機関: 自社調査
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調査方法: インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)
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対象エリア: 主要都府県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、大阪府、兵庫県、福岡県)
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対象者: 20歳~59歳のベンチャー企業の正社員
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調査期間: 2025年12月12日~19日
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有効回答: 173名
※本リリースでは、労働力調査および事前スクリーニング結果から推計した「ベンチャー企業の正社員」の性年代別構成比に合わせて、ウェイトバック集計を行っています。
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