立ち上げの背景
近年、新卒採用市場においてインターンシップは企業と学生双方にとって重要な相互理解の機会となっています。2022年には、インターンで取得した学生情報を採用活動で活用できるルールが明確化され、その重要性は高まっています。厚生労働省の調査によると、学生のインターン参加率は約7割に上るとのことです。
特に障害のある大学生にとって、実際の業務内容や職場環境を体験し、自身に必要な配慮や働き方を具体化できるインターンは、キャリア選択の質を高める上で極めて重要なプロセスです。既卒の就労移行支援では雇用前のインターン実施が一般的になりつつありますが、新卒にはその慣習がなく、障害学生向けに体系的に整理されたインターン情報はほとんど存在していません。
情報が各企業のウェブサイトや個別案内に分散しているため、障害学生はインターン情報を十分に得られないという課題を抱えています。一方、企業側も法定の障害者雇用率達成が求められる中で、「採用母集団の形成困難」や「採用ノウハウ不足」といった課題に直面しています。インターンの実施は、応募母集団の拡大とミスマッチの低減に資するアプローチです。これらの情報格差を解消し、障害学生と企業をつなぐ新たなインフラとして、今回のポータルサイトが立ち上げられることになりました。
インターンシップに関する基本的な考え方については、文部科学省・厚生労働省・経済産業省の三省合意で示されています。
「家でも就活オンライン」について
福祉サービスの受け皿には限界がある一方で、障害者雇用枠の拡大に伴い、就職を目指す障害学生は増え続けています。しかし、各大学では対象学生数が限られ、障害特性も多様であるため、新卒障害者採用に関するノウハウは十分に蓄積されにくいのが現状です。
株式会社エンカレッジは、企業セミナーや説明会が軒並み中止となった2020年の「家でも就活オンライン」立ち上げ当初より、障害学生がオンラインで就職活動を完結できる場を提供するため、専任キャリアアドバイザーによる個別の伴走支援や求人紹介を実施してきました。延べ2,000名以上の学生を支援する中で、大学・企業・学生それぞれの課題を把握し、解決に向けたノウハウを蓄積しています。現在は、障害学生向けの就職活動セミナーの実施、OB・OGや人事との交流会などのイベント開催、新卒障害枠での求人掲載などを行っています。
50社無料掲載キャンペーン
「家でも就活オンライン インターンシップ&キャリア」のサービス開始を記念し、先着50社限定で、障害学生が参加可能なインターン情報を無料掲載するキャンペーンが実施されます。掲載期間に制限はありません。このキャンペーンを通じて、以下のような企業情報を一箇所に集約することを目指しています。
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媒体には掲載していないが、独自に障害学生向けインターンを実施している企業
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障害学生も参加可能なインターンプログラムを持つ企業
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新卒学生も対象に障害者雇用を行っている特例子会社
インターン情報掲載に関する問い合わせは、キャリア・雇用デザイン事業部(enchrservice@en-c.jp)までご連絡ください。
株式会社エンカレッジの概要

株式会社エンカレッジは2020年より障害学生向け就職活動支援サービス「家でも就活オンライン」を展開し、個別伴走支援や求人紹介、インターン機会の創出を行ってきました。これまでの個別支援や実践的な就職活動サポートで培ったノウハウを基盤に、大学に向けては障害学生のための就職活動ガイダンスや講座、教職員向けのセミナーを実施しています。また、企業に対しては採用・定着支援やコンサルティングを展開するなど、大学・企業・学生をつなぐハブとしての役割を広げています。
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代表取締役:窪 貴志
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所在地:大阪府大阪市西区新町1-4-26 四ツ橋グランドビル2F
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設立:2013年7月
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資本金:1,000万円
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社員数:70名(2026年2月現在)
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事業内容:
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発達障害に特化した就労移行支援事業所「エンカレッジ」の運営
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自立訓練事業所「encourage doors」の運営
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発達障害学生向けの就職準備プログラム「働くチカラPROJECT」の運営
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障害学生向け就活支援サービス「家でも就活オンライン」の運営
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企業向け障害者採用支援(コンサルティング、定着支援)の提供
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