中小企業における人的資本経営の必要性と人手不足の現状
産業構造の変化やテクノロジーの進化に伴い、大手企業を中心に「人」を資本と捉え、その価値を引き出す「人的資本経営」への取り組みが広がっています。しかし、中小企業の約7割は人事データを経営判断に活用できていない状況にあるとされています。中小企業の人手不足は深刻化しており、2023年からは3年連続で人手不足による倒産が過去最多を更新しています。2024年の調査では、従業員100名を超える中小企業の約8割が「人材不足」と回答しており、事業成長の大きな足かせとなっています。
また、ある調査では、中小企業の約6割が優先度の高い人事課題として「人材の定着、離職防止」を挙げており、採用だけでなく入社後の確実な「定着」の重要性が高まっていることが示されています。
-
「人手不足に対する企業の動向調査(2026年1月)」(帝国データバンク):https://www.tdb.co.jp/report/economic/20260220-laborshortage202601/
-
「2025年版 中小企業白書(第2部 新たな時代に挑む中小企業の経営力と成長戦略)」(中小企業庁):https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2025/chusho/b2_1_4.html
定着を阻む「データの断絶」と「兼任人事」の壁
入社後の定着(オンボーディング)がうまくいかずに早期退職に至る要因は多岐にわたります。具体的には、採用選考時のコミュニケーション内容が入社後のオンボーディングに活用されていない、定着状況が可視化されていない、人事部門と受け入れ部門の連携が不十分などが挙げられます。
これらの課題を解消するには、採用選考時から入社以降の情報までを一貫して蓄積・活用する必要があります。しかし、多くの企業では「採用」と「労務」で異なるシステムを運用しているため、データの分断が発生しています。その結果、面接時の評価や保有スキル、志望動機といった重要な採用選考時の情報を入社後のフォローに生かせない状況です。さらに、中小企業では一人の人事が複数業務を兼任するケースが多く、入社手続きや法改正対応などの定型業務に追われ、入社者の定着・活躍支援という戦略的な取り組みにリソースを割けない現状があります。
「HRMOS労務」が実現する「ダイレクト採用労務」
これらの課題を解決するため、「HRMOS」シリーズから新サービス「HRMOS労務」が提供されます。本サービスは、入社手続きなどの労務業務を効率化するだけでなく、採用管理システム「HRMOS採用」と連携することで、蓄積された採用選考時の情報をシームレスに従業員データベースへ統合します。
これにより、従来は入社後にうまく活用されていなかった採用選考時の情報(面接評価、保有スキル、志望動機など)を従業員の定着や活躍の支援に直結させる「ダイレクト採用労務」を実現します。入社手続きを起点に、採用選考時の情報を含む従業員データベースが自動で構築されるため、これまで分断されていた情報を受け入れ部門のマネージャーに直接引き継ぐことが可能になります。採用時に企業と入社者がお互いに抱く「期待値」を可視化した状態でオンボーディングを行うことで、多くの中小企業にとって喫緊の課題である「入社後のミスマッチによる早期離職」を防ぎ、組織全体での定着率向上を支援します。
「HRMOS労務」の特長
1. 「入社手続き」を自動化。業務時間を大幅削減へ
採用業務を一元管理し、内定後は内定者情報を「HRMOS労務」へスムーズに連携します。内定後の書類作成や情報回収がシステム上で完結でき、雇用契約書や各種届出も、作成から手続きまでペーパーレスで対応可能になります。

2. 採用選考の情報を含む「従業員データベース」を自動で構築。適切な個別フォローで、早期離職を防止
データの収集と可視化を通じ、入社後の早期の立ち上がりを実現します。入社した社員のコンディション状況をリアルタイムで把握し、個別フォローに活用することが可能です。また、オンボーディング状況を複数の視点で可視化し、入社後のギャップの把握や適切な支援体制の構築、改善に役立てます。

3. 入社後の活躍人材の特徴を可視化。「採用活動の改善」に活用し、採用ミスマッチを防ぐ
採用から入社後の立ち上がりまでのデータを一気通貫で管理することで、データの分析・活用を容易にします。データ分析を通じて採用基準へ反映することで、採用の精度を上げ、自社に最適な人材の採用を加速させます。

提供価格
月額システム利用料は48,000円から提供されます(「HRMOS採用」を含む、税抜き価格。従業員数30名以下の場合。別途初期費用がかかります)。
事業部長からのコメント
株式会社ビズリーチ HRMOS事業部 事業部長の小出 毅氏は、以下のようにコメントしています。
「『HRMOS』シリーズは、2016年の提供開始以来、採用管理領域を牽引してきました。今回リリースした『HRMOS労務』は、採用管理領域において強みを持つからこそ実現できる、早期離職と採用ミスマッチを防止する新たなサービスです。
年収600万円の社員が在籍12カ月で退職に至った場合、『早期退職』の経済的損失は約1,250万〜2,000万円にのぼるともいわれています。採用選考時の情報は、企業と入社者の双方の『期待』が詰まった貴重な資産。『ダイレクト採用労務』によって、入社前後のデータの断絶を解消し、入社者の確実な『定着』につなげます。入社を『ゴール』ではなく『長期的な活躍のスタートライン』に変えることで、中小企業の持続的な事業成長に貢献してまいります。」
「HRMOS(ハーモス)」シリーズについて
「HRMOS」シリーズは、採用から入社後の活躍までの人事業務支援と従業員情報の一元化・可視化により、データに基づく人財活用を実現するサービスです。シリーズには、採用管理システム「HRMOS採用」や、従業員データベースを中心に、目標・評価管理、1on1支援、組織診断サーベイなどの機能を提供している人財活用システム「HRMOSタレントマネジメント」があります。その他にも、勤怠管理システム「HRMOS勤怠」や経費精算システム「HRMOS経費」、労務・給与システム「HRMOS労務給与」を提供しており、企業の人事は「HRMOS」シリーズの活用により従業員一人一人の多面的なデータを可視化し、人財活用へ生かすことができます。
HRMOSシリーズの詳細については、以下のURLをご覧ください。
https://hrmos.co/
株式会社ビズリーチについて
株式会社ビズリーチは、「キャリアに、選択肢と可能性を」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営しています。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、社内スカウトで人材流出を防ぐ「社内版ビズリーチ by HRMOS」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開しています。産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担っています。
株式会社ビズリーチの詳細については、以下のURLをご覧ください。
https://www.bizreach.co.jp/





コメント