PPIHが新タレントマネジメントシステム『タレントビューアー クエスト版』を導入
株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下、PPIH)は、従業員のキャリア自律を促進する新たなタレントマネジメントシステム『タレントビューアー クエスト版(タレクエ)』の運用を2025年8月より開始しました。このシステムは、エン株式会社の『Talent Viewer』をデータ基盤として導入し、アクセンチュア株式会社の支援を受けて構築されました。

『タレントビューアー クエスト版』開発の背景と目的
PPIHは、長期経営計画「Double Impact 2035」の達成に向け、従業員一人ひとりが自らキャリアを描き、挑戦を楽しむ組織への進化を目指しています。多様な人材が活躍する中で、従来の画一的な人材管理システムでは個々の成長を十分に後押しできないという課題がありました。そこで、社内の職種や従業員の経歴を可視化し、キャリアを“冒険の書”のように描ける仕組みとして、『タレントビューアー クエスト版』の開発が決定されました。これにより、従業員の主体的なキャリア形成を支援し、持続的な成長を支える人材基盤の強化を目指しています。
本システムの詳細については、以下のインタビュー記事もご覧ください。
詳細インタビュー記事
『タレントビューアー クエスト版』の主な特徴
『タレントビューアー クエスト版』は、従業員のキャリア構築を「冒険(クエスト)」に見立て、RPG(ロールプレイングゲーム)のように自身の経験やスキルを可視化・レベルアップさせていくシステムです。主な特徴は以下の通りです。
-
職種と職種の“前後”の見える化
過去の異動データを集計・分析し、「どの職種からどの職種へ異動したか」という事実に基づき、職種間のリアルな関係性を可視化します。これにより、従業員は過去の事実を参考にしながら、主体的に自身のキャリアを構想するヒントを得ることができます。 -
尊敬する上長や憧れの先輩の“背中”の見える化
情報開示に同意した従業員の職務経歴やスキル、経験を検索・閲覧できる機能を実装しています。憧れの上司や先輩が「いつ、どのような経験を積んでそのポジションに至ったか」という具体的なキャリアの軌跡も参照可能です。自身との差を認識することで、キャリアを“自分事”として捉えるきっかけを創出します。 -
同期との比較による”自分の立ち位置”の見える化
PPIH独自の「競育(きょういく)」の文化をシステム上で再現しています。キャリアを一覧化したマップ上に、同期入社の従業員がどのポジションに何名いるかを表示します。仲間と切磋琢磨しながら成長する風土を促進し、健全な競争心と成長意欲を育みます。
エン株式会社とアクセンチュア株式会社による支援
エン株式会社は、『タレントビューアー クエスト版』のデータ基盤となるタレントマネジメントシステム『Talent Viewer』を提供しました。さらに、PPIH社の基幹システムとのデータ連携や集計・加工のサポートなど、構想実現に向けた多面的な支援を行っています。

『Talent Viewer』は、あらゆる人材データを一元化・分析し、組織の力を最大化させるタレントマネジメントシステムです。人事業務の効率化だけでなく、人材データを分析・活用することで、経営・人事戦略の意思決定、次世代人材の育成、最適配置、離職防止、採用強化など、人事戦略の精度を飛躍的に高めます。エン株式会社は、人材支援40年の経験を活かし、人事パートナーとしてシステム導入から課題改善まで、一貫して支援しています。
Talent Viewer 公式サイト
一方、アクセンチュア株式会社は、組織・人材戦略の知見、テクノロジー、そしてアプリケーションにおける体験設計の強みを掛け合わせ、キャリアの“見える化”と“自律的な成長支援”を両立する仕組みを設計しました。プロジェクト全体の管理・運営から、生成AIを活用したキャラクターの自動生成、UI/UXデザインに至るまで、一貫した支援を実施しています。
関係者のコメント
PPIH 渡邊 琢太氏

渡邊氏は、従来のタレントマネジメントシステムが従業員に限定的にしか利用されず、キャリアパスの不明瞭さが課題であったと述べています。これらの課題を解決すべく、「キャリアは冒険だ」をコンセプトに、ゲーム感覚でキャリアパスを探索できる『タレクエ』を開発しました。導入後のアンケートでは、キャリアへの関心が「高まった」と回答した従業員が全体で72%、34歳以下では83%に達し、若手を中心に高い評価を得ているとのことです。渡邊氏は、本構想に共感し伴走したアクセンチュア社とシステム基盤を支えたエン社に感謝を述べ、今後も従業員が自らの意志で新たな“冒険”に踏み出し、成長し続けることができる環境構築に取り組むとコメントしています。
アクセンチュア株式会社 小川 寛久氏

小川氏は、アクセンチュアがPPIH社の「社員一人ひとりが自らキャリアを描き、挑戦を楽しむ組織づくり」という構想に共感し、企画段階からパートナーとして参画したと述べています。キャリアの“見える化”と“自律的な成長支援”を両立する設計を目指し、従来のタレントマネジメント機能に加え、生成AIとゲーミフィケーションを取り入れることで、従業員が”日々使いたくなる”体験を実現した点を本取り組みの革新性として挙げています。また、この取り組みが製造流通業全体の経営課題に対する“挑戦”であり、従業員一人ひとりの可能性に目を向け、挑戦を楽しみ、切磋琢磨が自然と起こる仕組みを構築することで課題解決に挑んだと語っています。この仕組みを通じて、従業員が仕事の質を高めるきっかけを作り、それが顧客・地域社会への貢献、ひいては持続的な収益拡大と従業員への還元に繋がることを期待しているとのことです。
会社概要
株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
-
代表者:代表取締役社長CEO 森屋 秀樹
-
住所:東京都渋谷区道玄坂2-25-12 道玄坂通
-
設立:1980年9月5日
-
事業概要:グループ会社株式保有によるグループ経営企画・管理
アクセンチュア株式会社
-
代表者:代表取締役社長 濱岡 大
-
住所:東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR
-
設立:1995年12月
-
事業概要:「ストラテジー & コンサルティング」「テクノロジー」
エン株式会社
-
代表者:代表取締役会長兼社長 越智 通勝
-
住所:東京都新宿区西新宿6-5-1
-
設立:2000年1月
-
事業概要:インターネットを活用したサービスの提供





コメント