調査結果サマリー
全体:2025年に転職した人の平均年齢は32.9歳で、3年連続で上昇
2025年に転職した人の平均年齢は32.9歳でした。これは前回の2024年調査と比較して+0.2歳となり、調査を開始した2022年から3年連続で上昇しています。
男女別に見ても、男性が33.8歳、女性が31.4歳で、ともに2024年比で+0.2歳となり、全体と同様に3年連続で上昇していることが分かりました。
年代別:転職者の年代別割合では、「24歳以下」と「40歳以上」の割合が過去3年間で大きく増加
転職した人が最も多い年代は前回と同様「20代後半」で、次いで「30代前半」となりました。
一方で、2022年と比較すると、「24歳以下」の割合が11.6%で+2.5ポイント、「40歳以上」の割合が17.5%で+3.6ポイントと大きく増加しています。若年層では、仕事内容や職場環境に対する入社後のギャップから、より自分に合った条件や環境を求めて転職を検討するケースがあると考えられます。また、40歳以上の増加は、企業のミドル層採用ニーズの高まりや、定年までの期間を見据えてキャリアを見直す価値観が個人に浸透しつつあることなどが背景にあると分析されています。

職種別:転職平均年齢が最も高いのは「コンサルタント/不動産専門職(37.0歳)」、最も低いのは「販売/サービス系(30.8歳)」
転職平均年齢が最も高いのは「コンサルタント/不動産専門職」で37.0歳でした。次いで「企画/管理系」が35.6歳、「金融系専門職」が35.1歳と続きます。
これらの職種は2022年比で平均転職年齢が1.1歳~2.7歳上昇しており、特に「40歳以上」の割合が比較的高いことが特徴です。
一方、転職平均年齢が最も低い職種は「販売/サービス系」で30.8歳であり、20代の割合が高い傾向が見られます。この結果は、専門性や経験の蓄積が評価されやすい職種や、キャリアの初期段階で転職が活発な職種など、幅広い年代で転職が行われている実態を示しています。

doda編集長 解説
doda編集長の桜井貴史氏は、2025年の転職者の平均年齢が32.9歳となり、近年緩やかな上昇傾向にあるとコメントしています。年代別では20代前半や40歳以上の層でも転職の動きが広がっており、年齢にとらわれない転職が進んでいることがうかがえます。
この背景には、各年代で転職へのポジティブな見方が広がり、一方で長引く物価高から現在の報酬への不安・不満といった側面もあると指摘されています。また、働き方改革やリモートワークの普及、テクノロジーの進化による業務の高度化といった、はたらく環境の大きな変化も影響しているとのことです。これらの変化により、年齢を問わずキャリアやはたらき方を見直すタイミングが増え、転職という選択肢がより身近なものになっています。
企業側でも、年齢だけでなく課題解決力や専門性、経験に基づく実行力を重視する傾向が強まっています。その結果として、即戦力として期待されるミドル層の採用が増加している側面がありますが、これは年齢によって一律に評価されるのではなく、各年代で担える役割や、企業が求める貢献内容が異なってきていることの表れだと考えられます。
今後、労働人口の減少や高齢化が進む中で、キャリアは一度決めたら終わりではなく、ライフステージや環境の変化に応じて見直していくものになっていくでしょう。「何歳だから転職すべきか」と考えるのではなく、自身の経験をどのように活かし、これからどんなはたらき方を選びたいのかを自ら考え、選び、行動していく「キャリアオーナーシップ」の考え方が、これからのキャリア形成にますます重要になっていくと解説しています。

調査概要と詳細
本調査は、2025年1月~12月の間に「doda」エージェントサービスを利用して転職したビジネスパーソン約6万件を対象に行われました。調査結果の詳細は、以下のリンクから確認できます。
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