「自分の解像度」を上げる4つのステップ
本書は、学習論や認知科学の専門家であり、組織づくりの専門家でもある安斎勇樹氏が、個人の思索を深める技術的プロセスを体系化したものです。単なる精神論ではなく、学習理論に基づいた再現可能な技法として、以下の2部構成・4つのステップで設計されています。
第1部:基本編「ソーシャルノイズ」の遮断と「リフレクション」の型
現代人の思考を奪う「社会の規範」「市場のスコア」「共同体の空気」という3つのノイズの正体を明らかにし、物理的・精神的に「静かな時間」を確保する具体的な方法を提示します。さらに、確保した時間で行うべき「リフレクション」について、2つのモード(分析的・物語的)の違いや、日常に取り入れるべき「4つの習慣」など、実践のための基本構造が解説されています。
第2部:実践編 深層へ潜る「4つのリフレクション」
確保した静かな時間の中で自分の解像度を上げるために、以下の4つの対象へと思索を巡らせます。
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感情: 日々のモヤモヤを入り口に、自分でも気づいていない「本当の欲求」や価値観を浮き彫りにします。
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技術: 他者からの評価や成果の呪縛から抜け出し、日常の中で自分なりの技を磨く喜びを取り戻します。
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興味: 世間の流行ではなく、自分が何に惹かれるのか、自分だけの面白さのツボを明らかにします。
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信念: これらを統合し、他人の声に揺らがない自分だけの羅針盤を手に入れます。
ゴールデンウィークを「自分を再構築」する時間へ
新年度のプレッシャーの中、気を張ってきたビジネスパーソンにとって、ゴールデンウィークは待ちに待った休息です。しかし、ヘルスケアテクノロジーズ株式会社の「五月病に関する意識調査」(2023年調べ)によれば、働く人の5割以上が「五月病」を自覚し、そのうち約3割が休職や退職に至っているというデータもあります。
過剰適応による燃え尽きは、単に身体を休めるだけでは回復しないと考えられています。物理的にも精神的にも職場から離れられるゴールデンウィークは、本書をガイドに「静かな時間」をつくり、自分を再構築する第一歩を踏み出す絶好の機会となるでしょう。
刊行記念特別セミナーが開催されます
本書の発売を記念し、ゴールデンウィークを目前に控えた2026年4月26日(日)に、青山ブックセンター本店(東京都)にて刊行記念セミナーが開催されます。
テーマは「GW目前! 静寂の中での『リフレクション』で、仕事と人生を変える全技術」です。長期連休を単なる休息で終わらせず、自分を再構築する時間にするための具体的な実践法が、著者である安斎氏から直接解説されます。
イベント概要
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イベント名: 【4/26 (日)】安斎勇樹『静かな時間の使い方』刊行記念セミナー GW目前! 静寂の中での「リフレクション」で、仕事と人生を変える全技術
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開催日: 2026年4月26日(日)
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参加費: 1,760円(書籍『静かな時間の使い方』付き。書籍は当日受付にてお渡しされます)
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詳細・お申し込み: https://aoyamabc.jp/collections/event/products/2026-4-26
著名人からの推薦コメント
本書には、各界のトップランナーから推薦のコメントが寄せられています。
静けさは、解像度である。世界の輪郭は、沈黙の中でしか研ぎ澄まされない。
——落合陽一氏 (メディアアーティスト/研究者)現代には、自分との対話が圧倒的に足りていない。人生の手綱を失ったら、静寂と思考を取り戻せ。そのための技法がここにある。
——谷川嘉浩氏(哲学者/『スマホ時代の哲学』著者)

著者・安斎勇樹氏からのメッセージ

安斎勇樹氏は、「組織と対話の専門家」として多くの企業を支援し、対話を重ねてきましたが、多くのビジネスパーソンが「圧倒的なリフレクション不足」に陥り、内なる衝動を枯渇させている現状を指摘しています。組織の創造性を高めるためには、まず個人が「独り」になり、自分自身との対話を取り戻すプロセスが不可欠であると考えているそうです。周囲の期待に応えすぎて自分を見失いそうになったとき、本書が「人生の手綱」を取り戻すための教科書になることを願っています。
書籍概要

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タイトル: 静かな時間の使い方 自分の解像度を上げる「独りの思索」の全技法
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発売日: 2026年4月20日(月)
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著者: 安斎 勇樹(株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO)
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仕様: 四六判・並製・本文1色刷・304ページ
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定価: 本体1,760円(税込)
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ISBN: 978-4-02-332475-6
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発行・発売: 株式会社朝日新聞出版
目次
《第1部:基本編》
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第1章 仕事と人生を妨害する「ソーシャルノイズ」 ――「静かな時間」を確保する方法
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第2章 静かな時間を充実させる「リフレクション」の習慣
《第2部:実践編》
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第3章 感情のリフレクション ――自分の「傷と欲望」に目を向ける
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第4章 技術のリフレクション ――自分の「技」を磨き、「成果」を手放す
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第5章 興味のリフレクション ――自分の「面白い」のツボを探る
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第6章 信念のリフレクション ――自分の「大切なこと」を言語化する
関連リンク
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Amazonでの購入: https://www.amazon.co.jp/dp/4023324752
著者プロフィール
安斎勇樹(あんざい・ゆうき)
株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学大学院 情報学環 客員研究員
1985年生まれ。東京都出身。東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。人の創造性を活かした新しい組織・キャリア論について探究しています。主な著書に『冒険する組織のつくりかた:「軍事的世界観」を抜け出す5つの思考法』『問いのデザイン』『問いかけの作法』などがあります。Voicy『安斎勇樹の冒険のヒント』も放送中です。
株式会社MIMIGURIについて
株式会社MIMIGURIは、文部科学省認定の研究機関として、組織の創造性を賦活する最新理論を実践し、社会の変革を促す経営コンサルティングファームです。デザイナー、ファシリテーター、エンジニア、コンサルタント、研究者など多様な専門家が連携し、人材育成、組織開発、制度設計、事業開発、ブランド開発を有機的に組み合わせたコンサルティングサービスを提供しています。また、人と組織の総合知を発信する探究メディア「CULTIBASE」の運営にも取り組んでいます。
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社名: 株式会社MIMIGURI
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本社: 〒113-0033 東京都文京区本郷2-17-12 THE HILLS HONGO 4階
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創業日: 2021年3月1日
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代表者: 安斎勇樹(Co-CEO)、ミナベトモミ(Co-CEO)
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事業内容: 人材育成、組織開発、制度設計、事業開発、ブランド開発を有機的に組み合わせたコンサルティング業務/メディア運営(CULTIBASE)/研究開発





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