AI活用がもたらす職場と業務の変化
仕事でAIを活用する層(仕事活用群)では、勤務先の経営層・上司・同僚の約4割がAIを積極的に活用しており、職場での成果実感も広がっていることが分かりました。

具体的には、業務効率化や生産性向上、新たにできることの増加、施策の試行・実行スピードの向上、業務の質向上といったポジティブな変化が4割以上の回答者で実感されています。
本人のAI活用状況を見ると、仕事活用群の6割超がAIを積極的に活用していると自認しており、自身の業務効率化だけでなく、組織全体の業務効率化にも貢献していると回答しています。

仕事活用群は、AIを仕事で活用していない層(仕事非活用群)と比較して、直近1、2年で業務遂行上の良い変化をより強く感じています。特に業務効率化や生産性向上においては、仕事活用群で約6割が実感しているのに対し、仕事非活用群では約2割にとどまり、大きな差が見られます。

AI活用度が高い層(アドバンスト群かつ毎日利用)は、すべての項目で最も高い変化実感を示しており、活用の高度さと頻度が変化実感に大きく影響していることが示唆されます。
![[仕事活用群]の活用内容と活用頻度による分類](/wp-content/uploads/2026/04/1f507db7f5fcf2b7b6a6aacb250912a0_resized_1200x383.webp)

AIと上司の役割分担
組織長以外の社員からは、業務推進や新たな観点、多様な選択肢の提示においてはAIが優位と評価されています。
一方で、やる気の喚起や気持ちへの寄り添い、価値観や感情の理解といった感情的な側面では、人の上司の役割が依然として重要であると認識されています。

AIがもたらす未来への期待と危機感
仕事活用群は、AIがもたらす業務効率化やアイデア創出の容易さ、人との協働の進展といった未来をポジティブに捉えています。
しかし、思考力の低下や自分ならではの価値発揮の困難さといったネガティブな側面への懸念も抱いており、期待と危機感が共存している状況です。

AIによる能力拡張については、約半数が自身の力が向上したと肯定的に捉えている一方で、AIで作成したアウトプットを本人の力とは言い切れないと考える人も一定数存在します。

マネジャー業務へのAIの影響
マネジャー業務に関連するAIツールの導入は広がりつつありますが、現時点では限定的です。
計画・企画立案支援、履歴や社内知見の検索、業務ログ・活動記録、人材検索といった領域での導入が先行しています。

マネジャー業務へのAIの影響を想定している人はまだ少数ですが、日々の業務改善や要員管理、メンバーの基礎知識・スキル向上支援といった領域でAI活用が進む可能性が示唆されています。特にAI活用度が高い層では、要員管理への期待が顕著です。

まとめ
今回の調査結果から、AI活用は働き方やマネジメントのあり方に変化をもたらし始めていますが、その価値を最大限に引き出すためには、個人の活用にとどまらず、組織全体での活用促進や制度・環境の整備が求められていることが示唆されます。
今後は、AIと人が役割分担しながら協働することで、より高度な業務遂行やマネジメントの実現が期待されるでしょう。
調査概要
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調査名: AIが変える職場とマネジメント業務調査
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調査目的: AIの活用によって、職場やマネジャーの業務がどのように変わっていくかを考察し、今後の組織人事やマネジャーのあり方を考えるヒントを得る。
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調査期間: 2026年1月22日~26日
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有効回答数: 1429名
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調査方法: インターネット調査
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