スポットワーク求人倍率は4.33倍、前年同月から大幅上昇
2026年3月度のスポットワーク求人倍率は4.33倍に達しました。これは前月比で1.06ポイントの上昇であり、季節トレンドに沿った大幅な伸びを示しています。また、前年同月と比較すると1.84ポイントの上昇となり、22か月連続で上昇を続けている状況です。

ワーク数の伸び率は増加も、一部職種では減少傾向
2026年3月度のワーク数の伸び率は、前月比で31.2%増となりました。職種別では「倉庫内・軽作業」が43.0%増、「コンビニスタッフ」が21.8%増、「運送・ドライバー」が51.3%増と、主要3職種すべてで前月を上回る結果となっています。
一方で、前年同月比では全体で5.1%減となり、「コンビニスタッフ」は7.6%減、「運送・ドライバー」は31.9%減と、一部職種で減少が見られました。

スポットワーク平均時給は1,247円、前年からは低下
2026年3月度のスポットワーク平均時給は1,247円で、前月からは10円上昇しました。しかし、前年同月と比較すると65円低下しており、2025年に見られた高水準の時給相場からはやや落ち着きが見られる結果となっています。地域別では、関西エリアで下落幅が大きい一方、東海エリアは比較的安定した推移を示しました。
スポットワークマーケットとは
スポットワークとは、短時間・単発で働き、継続した雇用関係を持たない働き方を指します。これには、雇用契約を結ばないギグワーク(例:ウーバーイーツ配達員)と、単期雇用契約を結ぶ単発バイトの2種類があります。これらの働き方で働く個人と、活用する企業によって形成される市場がスポットワークマーケットです。
この市場は、コロナ禍を契機に急速に拡大し、今後もさらに広がりを見せることが予測されています。個人の追加就労意欲の増大、企業の人件費最適化へのニーズ、そしてタイムリーなマッチングを提供する求人事業者の参入が、この市場拡大の背景にあります。
定点観測の意義
スポットワークマーケットの定点観測は、労働者の収入安定や広義の失業率改善に貢献し、マクロ的には潜在的な労働力活用による国力向上に寄与する社会的な意義を持っています。ツナグ働き方研究所は、この市場の動向や課題を可視化することで、雇用の未来を拓くためのデータレポートを発信しています。
本レポートの詳細については、以下のリンクからご確認いただけます。
ツナグ働き方研究所について
株式会社ツナググループ・ホールディングスを母体とするツナグ働き方研究所は、2015年に設立された多様な働き方の調査研究機関です。企業人事や労働法制の識者とともに、労働法制の解説や提言を行い、「働く」を取り巻くあらゆる労働法制の調査・研究を通じて「雇用の未来」を拓くことを目指しています。






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