地元への愛着と就職希望のギャップ
調査結果によると、高校生の約8割が「地元が好き」と回答しました。しかし、初めての就職先として「地元での就職を希望する」と回答した高校生は約半数に留まっています。このことから、地元に好感を持っていても、必ずしも地元での就職を希望しているわけではないことが分かりました。

地元での就職を希望する理由としては、「地元での生活に慣れているから」(46.6%)が最も多く、次いで「(自分の意思で)両親や祖父母の近くで生活したいから」(36.3%)が挙げられました。慣れ親しんだ環境での生活や、家族との距離の近さを重視する傾向が見られます。
一方、地元以外での就職を希望する理由では、「都会の方が生活の上で便利だから」(26.8%)や「都会の方が遊びや趣味活動の上で便利だから」(25.9%)が上位を占めており、利便性が地元以外での就職を希望する要因となっていることが示されています。

高校生の「働く」ことへの意識
「働くこと」に対するイメージについて尋ねたところ、「お金のため」(60.2%)が最も多く、「生活のため」(45.5%)がそれに続きました。働くことを生活基盤や収入の確保と結び付けて捉える高校生が多いことが分かります。一方で、「やりがいがある」(25.2%)や「人の役に立つ」(24.5%)といった前向きなイメージを持つ高校生も一定数見られました。

将来どのように働きたいかという問いに対しては、「好きを仕事にしたい」(22.8%)が最も多い回答となりました。高校生は、収入や生活といった現実的な視点を持ちながらも、自身の興味や関心を活かして働きたいという意向も持っていることがうかがえます。

地元企業を知る機会と就職条件
これまで地元企業について知る機会があった高校生は67.6%に上りました。その内容を見ると、「学校の授業や進路指導で地元企業の話を聞いたことがある」(59.5%)が最も多く、学校が地元企業との接点において重要な役割を担っていることが分かります。


地元がどのようになれば就職したいと思うかという質問では、学年を問わず「給与が高い」「地元の利便性が向上する」「就きたい職業がある」といった回答が多く見られました。学年が上がるにつれて、「福利厚生」や「ワークライフバランス」など、就業環境に関するより具体的な条件を挙げる学生が増える傾向も確認されています。

調査担当者コメントと今後の展望
この調査結果から、多くの高校生が地元に愛着を持ちつつも、就職先の選択においては地元への愛着以外の軸も考慮していることが明らかになりました。また、働くことに対しては「好きを仕事にしたい」という思いと、「お金や生活のため」といった現実的な価値観を併せ持っており、高校生のうちから将来について多角的に考えている様子がうかがえます。
マイナビキャリアリサーチラボの研究員は、高校生が進路を具体化していく過程において、地域や仕事について知る機会を充実させ、幅広い選択肢に触れられる環境を整えることの重要性を指摘しています。特に若者の地元離れや人材確保が課題となっている地域では、学校だけでなく行政や企業が連携し、地元で働く魅力や地域で暮らす将来像を継続的に伝えていくことが求められるでしょう。
調査概要
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調査期間: 2026年7月13日(月)~2026年8月2日(日)
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調査方法: Locusに登録のある高校の教員から生徒に回答を依頼、インターネットアンケートにより回収
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調査対象: 全国の高校1年生、2年生、3年生
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有効回答数: 4,343名(1年生1,999名、2年生1,649名、3年生695名)
調査結果の詳細は以下からご確認いただけます。
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Locus公式サイト: https://locus.mynavi.jp/
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調査結果詳細: https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260907_114722/
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マイナビ公式サイト: https://www.mynavi.jp/





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