アンケート結果の詳細
1. 学生時代の体験が社会人1年目に役立ったこと
社会人1年目に役立った学生時代の体験として最も多かったのは「アルバイト(43.2%)」で、次いで「友人との交友(33.1%)」、「部活動(25.4%)」が上位を占めました。責任を伴う現場や集団活動での「疑似社会体験」が、入社直後の適応力や対人能力に直結していることがうかがえます。

2. 就職後の体験が社会人1年目に役立ったこと
就職後の成長に役立った体験では、「社内研修(51.7%)」と「先輩からのアドバイス(48.3%)」が上位を占めました。これは、新卒1年目において「正しい知識の習得」と「身近なロールモデルによる導き」が、安心感と実務への適応に不可欠な要素であることを示しています。また、「失敗経験(38.1%)」が「実践経験(33.9%)」を上回っており、失敗から学ぶプロセスが強い成長実感につながっていることがわかります。

3. 仕事を覚える上で「体験」は重要か
仕事を覚えるプロセスにおいて「体験」は、「とても大事だった(81.4%)」と「どちらかといえば大事(18.6%)」を合わせると、回答者全員がその重要性を肯定する結果となりました。座学だけでは得られない基礎能力が仕事の土台となっていることがうかがえます。実践の積み重ねが、社会人としての自覚や自信を深める鍵となっていると言えるでしょう。

4. 仕事における「成功体験」とは
仕事での「成功体験」を問う質問では、「仕事を任される(42.4%)」が最多で、「成長の実感(41.5%)」、「感謝される(39.8%)」が続きました。これは、若手社員にとって周囲からの信頼の証である「役割の付与」や、他者からの承認が大きな自信につながっていることを示しています。

5. 成功体験がもたらす影響
仕事での成功体験がもたらした影響については、「やりがいを感じた(55.1%)」と「自信がついた(55.1%)」が同率で最多となりました。この結果は、実務での成功体験が自己肯定感を高め、仕事に対するポジティブな姿勢を創り出していることを示唆しています。

6. 就職活動時の「体験」の有無
就職活動時に、企業で働くことや職業理解につながる「体験」を行った割合は「はい(56.8%)」と半数を超えましたが、「いいえ(43.2%)」も約4割にのぼりました。入社前の体験の有無が、その後の仕事への適応やキャリア形成のスピードに影響を与えている可能性がうかがえます。

7. 就職活動につながった「体験」の内容
就職活動時に「体験した」と回答した方に内容を聞いたところ、「アルバイトなど働く経験(38.8%)」が最多で、次いで「高校内での職業体験(29.9%)」や「インターンシップに参加(28.4%)」が続きました。多様な場での体験が、働くことのリアリティを積み上げ、入社後のミスマッチを防ぐことに寄与していると言えるでしょう。

8. 職業選択における「体験」の重要性
就職活動を振り返り、職業選択における「体験」が重要だと回答した人は「とても重要だと思う(53.4%)」と「重要だと思う(40.7%)」を合わせて9割を超えました。入社前に「体験」をしていないと答えた層を含めても、大半がその重要性を肯定しており、社会人1年目を過ごす中で、事前の実体験が仕事の理解度や納得感に大きく関わると再認識した結果だと考えられます。

調査結果から見える「体験価値」の重要性
このアンケート結果から、学生時代の「アルバイト」や「友人との交友」、「部活動」での経験が、挨拶や時間厳守といった生活規律、およびコミュニケーション力の基礎となっていることが明らかになりました。また、就職活動の振り返りでは、9割以上の高卒社員が「事前に働く体験をすることが重要」だと回答しており、実感を伴う事前体験が、その後の職業選択の納得感やスムーズな適応を左右する決定的な要因であることがわかります。
入社後には「社内研修」や「先輩の助言」に加え、自ら「実践」し、時には「失敗」を乗り越えるプロセスが大きな成長実感につながっています。「仕事を任される」「感謝される」といった実体験は、単なるスキルの向上だけでなく、「やりがい」と「自信」というポジティブな自己効力感を生み、成長を促していると読み取れます。
自分の身で感じる「体験」こそが、若者の仕事への興味や、入社後も自律的な成長を促す不可欠な要素であると言えるでしょう。こうした体験の積み重ねが自己肯定感を育み、前向きに仕事に取り組むための姿勢、さらには中長期的なキャリア形成における重要な鍵となると考えられます。
ジンジブの取り組みと「ROOKIE’S CLUB」
ジンジブでは、こうした体験価値を最大化するため、進路決定前におしごと体験ができる「おしごとフェア」の開催や、高校の校内での体験授業の企画を行っています。また、就職後には複数の企業が集まりともに成長する合同研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」を運営しています。
「ROOKIE’S CLUB」は、高卒の新社会人の離職率低減と定着を支援する月1回・1年間の“キャリアに向き合う”研修プログラムです。複数の企業に入社した高卒1年目の社員(ルーキーズ)が集まり、グループワークを通じて社会人としてのマインドセットや基礎スキルを身に付けます。職場以外の「サードプレイス」として、日々の仕事経験の客観的な振り返りや、グループワークによる共同体験を通じ、新社会人としての土台を築く人材育成支援を行っています。


ROOKIE’S CLUBの総合講師である鶴岡 靖晃氏は、今回のアンケート結果から、高卒の新社会人にとって「感謝される」「任せてもらえる」といった体験が、やりがいに大きく影響していると述べています。研修では、先輩の失敗談やそのリカバリー経験を聞くことで、「自分ももう一度やってみよう」と前向きに捉え直すきっかけを提供しているとのことです。失敗を次の行動につなげる関わりこそが、成長を加速させる鍵になると語っています。
ROOKIE’S CLUBについて詳しくはこちらをご覧ください。
ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)
調査概要
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調査期間: 2026年2月9日~2月20日
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調査方法: 高卒の新社会人向け研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」の参加者へのアンケート回収
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調査対象: 2025年4月に入社した高卒社会人1年目の社員
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有効回答: N=118名(東京・大阪・福岡・広島・岡山・静岡・熊本会場の参加者)
株式会社ジンジブについて
株式会社ジンジブは「高校生」「若者」のための社会課題解決企業です。「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げ、若者のキャリア格差や早期離職といった社会課題に向き合っています。高校生の進学・就職の情報提供からキャリア教育、就職後の定着・キャリア形成、転職サポートまでを手がけています。
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社名: 株式会社ジンジブ
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代表取締役社長: 佐々木 満秀
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本社所在地: 大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
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設立: 2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)
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グループ会社: 株式会社ジンジブキャリア https://jinjib-career.co.jp/





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