調査のハイライト
1. 個人レベルでの利用に留まる現状
日本企業の82.1%が生成AIを活用していますが、その主な用途は「情報検索」や「情報要約」(ともに80.8%)といった個人レベルの業務に大きく偏っています。複数業務で本格的にAIエージェントを導入している企業はわずか13.3%にとどまることが分かりました。

2. 「仕事のための仕事」が最大の障害
AI導入後も、企画・戦略立案(週6.8時間)のような価値創出につながる業務よりも、会議(週8.4時間)や確認・連絡・情報共有(週7.1時間)といった「仕事のための仕事」により多くの時間を費やしていることが指摘されています。主な障害としては、「AIツールの利用を推進・管理する人材や体制が整っていない」(52.1%)、「現行の業務プロセスがAI利用を前提としていない」(46.9%)、「セキュリティや情報漏えいへの不安」(43.8%)が挙げられます。

3. 部門間連携で目標が共有されていない
回答者の89.4%が複数の部署と連携して業務を行っているにもかかわらず、他部門の目標が共有・理解されていると回答した人は27.7%に留まっています。これは、部門間の連携において目標が十分に共有されていない現状を示しています。

4. 情報の属人化がAI活用を妨げる
「必要な情報が一部の人や部署にとどまっている」と回答した人が81.6%、「過去の経緯や判断理由について記録・引継ぎがされていない」が79.8%に上りました。AIは整理された情報が蓄積された環境で真価を発揮するため、情報が散在し、意思決定の背景や経緯が残されない業務設計では生産性の低下を招く可能性があります。

Asanaの解決策
本調査結果は、AI活用による個人の効率化を組織としての成果につなげるためには、構造化されたワークマネジメントが必要であるというAsanaの考えを裏付けています。
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「ワークグラフ」による基盤の構築
情報が適切に共有されなければ、AIを有効に活用することはできません。Asanaの「ワークグラフ」は、誰が、どんな目的で、何のタスクを進めているのかという「仕事のつながり」を一元管理することで、組織全体の業務プロセスを可視化します。 -
「Agentic Work Management」で人とAIの協働を実現
Asanaが提供する「Agentic Work Management」は、指示を待つだけでなく自律的にタスクを実行するAIエージェントと人間が、同じ業務基盤上でスムーズに連携・稼働する環境を実現します。「ゴール」や「ポートフォリオ」といった機能を通じて、組織全体の業務プロセスと成果への進捗を可視化します。
調査結果まとめ:AI時代に勝つための「AIファーストの業務設計」
生成AIは個人のタスクを効率化するツールとして定着しつつありますが、それを組織としての成果に結び付けられている企業はごくわずかです。本調査では、企業が直面しているAI導入の壁が、慣習的な業務プロセスや管理体制を含む組織構造にあることを明らかにしています。
特に、情報の分散と目標のずれが課題とされています。部門を超えて協働する中で、他部門の目標が共有されないまま、あるいは過去の意思決定の記録がない状態で業務が進められているケースが多く見られます。情報がブラックボックス化された組織では、どれほど高度なAIを導入しても、その真価を発揮させることは難しいでしょう。
今後企業に求められるのは、個人の効率化という「点」を、組織全体の実行力という「線」へとつなぐことです。「いかに会議を減らすか」ではなく、「会議に頼らずに業務が進むシステムをいかに構築するか」が問われています。

調査レポートの詳細
調査の全文では、Asanaのワークグラフや「ゴール」の機能が、社内の情報の断片化を解消し、人とAIが共通の目的のもとで協働できるワークマネジメント基盤を確立する方法について、より詳細な分析と具体的な解決策が提供されています。
Asanaの「AIと働き方の現在地2026」レポートは、以下のリンクから無料でダウンロードいただけます。
調査概要
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調査名: 「勤務先での働き方」と「AI・業務ツールの利用」に関する調査
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調査主体: 日経BP × Asana Japan
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調査方法: WEB調査
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調査対象: 「日経ビジネス電子版」登録者(民間企業勤務・従業員300人以上)
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有効回答数: 451人
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調査期間: 2026年6月2日(火)〜10日(水)
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回答者属性: 製造業(51.2%)、情報処理・ソフトウエア・SIと通信サービス(合計26.7%)など
Asanaについて
Asanaは、人とAIエージェントが協働するチームや組織のためのオペレーティングシステムを提供しています。独自のデータモデルであるEnterprise Work Graph®と、18年にわたる実績を持つマルチプレイヤーアーキテクチャを基盤に開発されたこのプラットフォームは、組織内の人とAIエージェントが共通の計画やコンテキスト(共有メモリ)のもとで連携し、組織横断的な重要業務や複雑なワークフローを円滑に実行することを可能にします。また、エンタープライズレベルのガバナンス機能を備え、組織全体で透明性と統制を両立した運用を実現します。詳細については、https://asana.com/をご覧ください。





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