相互RSSサイト様募集中です!詳しくはこちらをクリック

Autodesk Forma、AECライフサイクル全体を支援する新ソリューションとAI機能を発表

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

計画・設計の初期段階から実世界のコンテキストを活用

Formaの対応領域をAECのライフサイクル全体へ拡大する中で、計画・設計では、初期段階から実世界のコンテキストを活用し、そのデータを詳細設計まで継続して利用できるよう、土木・建築設計ツールとの連携が強化されます。

土木・インフラ分野の連携強化

土木・インフラ分野では、Civil 3D®が新たに「Forma Connected Client」となり、FormaおよびRevit®との参照ベースの相互運用性を実現します。これにより、計画・建築・土木の各分野の設計者や技術者が共通のプロジェクトコンテキストをもとに作業できるようになります。Civil 3DのデータをFormaに取り込み、計画や建築設計の出発点として利用できる一方、土木エンジニアは従来どおりCivil 3Dの詳細設計ワークフローを利用できます。これにより、工程間で情報を一から作り直す手間を減らし、計画から詳細設計までプロジェクト情報やコンテキストを円滑に引き継ぐことが可能です。

Civil 3DとGeolocation

また、Autodeskは新たに「Forma Street Design」を発表しました。これは、道路・交通分野の設計者や技術者が、初期設計の段階で都市の街路を検討できるソリューションです。実世界のコンテキスト上で車線構成や交差点を検討し、2D平面図と断面図を同期させながら設計できるほか、車両軌跡解析によって旋回動作を確認できます。ステークホルダーとリアルタイムで変更案を検討した後、設計データをCivil 3Dへ引き継ぎ、そのまま詳細設計へ進むことができます。Autodeskはベータ版の提供を予定しており、参加希望者向けのウェイトリストを案内しています。

このほか、土木・インフラ分野では以下の連携も拡充されます。

  • Forma、Revit、Civil 3D間でジオロケーションの仕組みとワークフローを統一することで、各ソリューション間で位置情報の一貫性を維持しやすくします。これにより、手動での座標変換やモデル位置のずれを低減します。

  • FugroのGeoDin®、GroundIQ®、Esri ArcGISとの連携を強化し、地下情報や地理空間情報を、チームが日常的に利用するコラボレーションツール内で直接活用できるようにします。プロジェクト周辺環境を早期に把握し、そのコンテキストをより広く共有できます。

建築設計分野の連携強化

建築設計分野でも、FormaとRevitの連携を通じて、初期検討から詳細設計までプロジェクトのコンテキストを継続して活用できる環境が拡充されます。

Forma Site Designでは、Autodesk Assistantがプロジェクト敷地に関する自然言語の質問に回答できるようになります。また、Building Layout Explorerは、クライアントが求める住戸構成をもとに、集合住宅のレイアウト案を生成・比較できます。その後、Forma Building Design、Revitへと進み、より多くのプロジェクトコンテキストを詳細設計まで引き継げます。これにより、プロジェクトの目標や要件を起点に、オートメーションを活用して早い段階から複数案を検討する「アウトカム(成果)ベースの設計」を支援します。

Revitでは、AIを活用した新しいワークフローにより、室内要素の自動補完、注釈の最適化、複数ビューにわたるドキュメント作成の自動化が可能になります。生成・処理された結果は設計者が確認したうえで採用します。今後は、現在Revitで行われている設計、解析、調整、ドキュメント作成など、より多くの作業をForma上で直接行えるよう機能が拡充されます。同時にRevitの機能強化も継続し、Formaとの連携をさらに深めていくとのことです。

スポンサーリンク

コラボレーションを支える「つながったデータ基盤」を強化

Forma Data ManagementはFormaのデータ基盤として、適切な管理のもとでプロジェクトデータを共有し、工程をまたいで情報やコンテキストを継続して活用できる環境を提供します。今回、日々のプロジェクト業務を支援する以下の機能も拡張されます。

  • 「Smart Controls」は、承認ステータスなどのメタデータに基づき、ワークフロー上のアクセス権を自動で管理します。承認済み情報を適切な関係者に共有できる一方、作業中の情報へのアクセスを適切に制御します。

  • Autodesk Assistantは図面内を検索し、関連するシートへユーザーを直接案内します。また、「Drawing Change Analysis」は、異なるバージョンの図面を比較し、重要な変更点をよりすばやく特定できるよう支援します。

  • 2027年初頭に提供予定の「Drawing Compliance Review」は、建築基準、設計標準、発注者要件など、プロジェクトで設定された基準に照らして図面一式を評価し、潜在的な問題を早期に提示します。なお、専門家によるレビューは引き続きプロセスの一部として行われます。

  • Forma Data ManagementとForma Boardの連携をさらに強化し、最新のプロジェクト情報と課題管理を同じレビュー環境に統合します。これにより、レビューから課題解決までの情報を継続して管理し、変更内容やその理由、次に必要な対応を記録できます。

Autodesk AIによるコンプライアンスレビュー

スポンサーリンク

着工前の計画・検討から施工まで、プロジェクト情報を継続して活用

Autodeskは、着工前の計画・検討から、施工まで、プロジェクト情報を継続して活用できるよう、Formaの施工ワークフローを以下の機能で拡張します。

  • 「Forma Bid」は、BuildingConnectedの入札ワークフローをFormaに統合します。請負業者は、入札への招待管理、入札内容の標準化・比較、見積との価格比較、工事範囲や見積項目の抜け漏れの特定をForma上で行えます。Forma for PreconstructionまたはBuildingConnected Proのサブスクリプションを利用しているお客様向けに、現在ベータ版として提供されています。

  • モデルベースワークフローの強化により、モデル、シート、点群、地理空間データ、プロジェクト情報を包括的なビューに集約し、より多くの関係者が確認できるようにします。Autodesk AIを活用したインサイトがForma Buildの「Project Home」に表示されます。ユーザーごとに対応が必要な項目を提示するとともに、その重要性をすばやく把握できるよう支援します。

  • 「Workflow Studio」では、品質検査のレビューなど、人による確認・承認が必要な業務のワークフローを構築・検証し、必要なレビューを適切な関係者につなぐことができます。

  • 現場向けには、モバイルで利用できる新しい「Daily Log Agent」が提供されます。現場責任者が音声で入力した最新の作業状況を構造化された日報に変換し、終業時の再入力作業を削減します。

Autodesk Forma Buildダッシュボード

さらにAutodeskは、ドキュメント検索、提出物のレビュー、入札時の見積書の処理を支援する、建設業務に特化したAIエージェントも拡充します。手作業によるレビューの負担を軽減しながら、最終的な意思決定は各業務の責任者が行えるようにするとのことです。

スポンサーリンク

Formaで、よりつながったAECの未来へ

Autodeskは、FormaをAECのライフサイクル全体のワークフローをつなぐ業界別クラウドとして、今後さらに対応領域を拡大します。プロジェクトのデータや意思決定、コンテキストを工程をまたいで継続的に活用できる基盤を強化し、「プロジェクトインテリジェンス」を通じてAIを活用した新たな働き方を支援します。

またAU 2026では、次世代Autodesk Assistantをプレビューしました。プロジェクト情報、Autodeskのツールや機能、専門分野に特化したAIエージェントを組み合わせ、チームが実現したい成果に応じて業務を支援するものです。

Autodeskは今後も、FormaとAutodesk AIを通じてAECの各工程におけるデータとワークフローの連携を強化し、限られたリソースをより有効に活用しながら、AECの専門家がより重要な設計や意思決定に集中できる環境の実現を目指します。

本記事は、米国Autodesk社が2026年9月15日に発表したニュースブログ記事を抄訳、再構成したものです。

スポンサーリンク

Autodeskについて

1982年に設立されたAutodeskは、米国サンフランシスコに本社を構え、現在世界約40カ国・地域で事業を展開している「デザインと創造」のプラットフォームカンパニーです。建設、製造、メディア&エンターテインメント業界における業務の効率化・自動化を促進する業界に特化したソリューションを搭載したインダストリークラウドを提供するほか、部門間のみならず業界全体の連携を実現し、業務プロセスを横断的にサポートする「デザインと創造のプラットフォーム」を展開し、より良い未来を築くべく、新たな可能性に挑戦するすべてのイノベーターを支援しています。詳細については、Autodeskのウェブサイトをご覧ください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメント

×
タイトルとURLをコピーしました