1. 転勤経験者の半数以上、単身赴任は76%。35%が退職を検討
これまでに転勤をしたことがあるかという質問に対し、回答者の55%が「ある」と答えました。年収別に見ると、年収が高い層ほど転勤経験の割合が高く、1000万円以上では77%に達しています。職種別では「コンサルタント系」が75%で最多でした。



転勤経験者のうち、76%が単身赴任を経験しており、家族揃って転居した人は約4人に1人にとどまっています。また、転勤をきっかけに退職を考えたことがあると回答した人は35%(実際に退職した5%を含む)に上りました。


退職を考えた具体的なエピソードとして、「2拠点生活は思っている以上にお金がかかり、寂しさもあった。いつ戻れるかも分からず、辛かったため退職を考えた」(40代女性)や、「妻の出産と転勤が重なり、退職した」(40代男性)といった声が寄せられています。
2. 転勤先のエリア、海外はアメリカ、国内は東京都が最多
転勤期間については「1年~3年程度」が32%で最も多く、次いで「3年~5年程度」が26%でした。転勤回数では「1回」が最多の27%でしたが、「5回以上」も26%と僅差で続いています。30代でも約4人に1人が5回以上の転勤を経験しており、複数回の転勤が珍しくないことが分かります。


転勤先は、海外ではアメリカが10%で最多、国内では東京都が35%で最多でした。転勤して良かった場所として、ニューヨークでの「普段は知り合えないような人と仕事をすることができた」という経験や、大阪府での「子どもを育てる環境が良かった」といった声が挙がっています。

3. 転勤を経験して良かったことは「知らない土地・環境を知る機会になった」、良くなかったことは「単身赴任で家族と離れ離れになった」がそれぞれ最多
転勤経験者が良かったこととして最も多く挙げたのは「知らない土地・環境を知る機会になった」(67%)でした。次いで「仕事の人的ネットワークが広がった」(48%)、「業務範囲が広がった」(34%)が続きます。具体的なエピソードとして、「新たな刺激は認知能力の向上につながるうえに、体験談として語れる知性にもなった」(40代男性)や、「長野県へ転勤したことで、登山が趣味になった」(50代男性)といった声がありました。

一方で、転勤を経験して良くなかったことの最多は「単身赴任で家族と離れ離れになった」(41%)でした。年代別では、若い年代ほど「退職のキッカケになった(退職した)」という回答が多く、30代では46%に達しています。良くなかったエピソードには、「当時2歳の子どもと離ればなれになり、妻がワンオペ育児になってしまった」(50代男性)や、「娘が小学生の時に単身赴任が始まり、自宅に戻った時には高校生になっていた」(60代男性)といった声が寄せられています。

4. 今後、転勤の辞令が出た場合、半数が承諾すると回答
今後、転勤の辞令が出た場合の対応について尋ねたところ、家族で赴任する場合は半数、単身で赴任する場合は68%が「承諾する」または「条件付きで承諾する」と回答しました。承諾する理由としては、「いくつになっても勉強したいため、与えられた状況を無駄にすることなく、人生に活かしたい」(50代男性)や、「自身の成長機会となるような事案であれば、条件付きで前向きに考えたい」(50代男性)といった前向きな意見が見られました。


一方で、「条件に関係なく拒否する」と回答した理由には、「子どもがまだ独り立ちできる年齢ではないため」(40代男性)や、「単身赴任を2年間経験し、もうさすがに家族のそばにいたいと感じる」(50代男性)といった声がありました。また、「退職を検討する」と回答した人からは、「家族はすでにそれぞれのライフスタイルを確立しているため、家族帯同での赴任を強要されるのであれば、躊躇なく退職する」(60代男性)という意見も出ています。
調査概要
-
調査方法: インターネットによるアンケート
-
調査対象: 『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)を利用する35歳以上のユーザー
-
調査期間: 2026年5月11日~2026年7月14日
-
有効回答数: 765名
『ミドルの転職』について






コメント