「マイナビ 2027年卒 企業新卒採用活動調査」の結果を発表
株式会社マイナビは、2027年卒業予定の学生の採用活動を行う企業を対象とした「マイナビ 2027年卒 企業新卒採用活動調査」の結果を発表しました。この調査は、企業の新卒採用に対する意識や活動動向を把握するため、2001年(2002年卒)以来毎年実施されているものです。
初任給の引き上げ状況と効果
2027年卒業予定の学生を採用する企業のうち、初任給を「引き上げた」と回答した割合は89.1%に上り、3年連続で増加しています。従業員規模別に見ても、「300人未満(88.5%)」、「300~999人(89.7%)」、「1,000人以上(91.1%)」と、企業規模に関わらず初任給引き上げの動きが広がっていることがうかがえます。平均支給額は237,903円で、こちらも3年連続の増加となりました。

図1:初任給を引き上げたか

図2:初任給平均支給額
初任給の引き上げを「3年以上連続で実施」した企業は4割を超え、43.3%に達しています。引き上げの主な理由としては「求職者へのアピールのため(59.8%)」が最も多く、次いで「給与制度の見直しで全社員の給与を引き上げたため(49.7%)」が挙げられています。

図3:何年連続で初任給を引き上げたか

図4:初任給を引き上げた理由
引き上げによる効果については、「求職者に対して効果的なアピールに成功した(応募数が増えた、内定辞退が減った等)」や「定着率が上がった・離職が減った」と感じる企業が増加しており、採用力強化や従業員のエンゲージメント向上に効果が見られているようです。

図5:初任給引き上げの効果・影響
学生の生成AI活用に対する企業の姿勢
学生が就職活動で生成AIを活用することについて、84.8%の企業が肯定的な見方を示しています。「使い方を慎重に検討したうえで活用してほしいと思う(76.6%)」が最も多く、「積極的に活用してほしいと思う(8.2%)」がこれに続きます。一方で、「就職活動には利用しない方がよいと思う(9.0%)」という否定的な意見は年々減少傾向にあります。

図6:学生が就職活動において生成系AIを活用することについて
学生の生成AI活用への対応として、企業が最も多く検討しているのは「面接での質問内容を工夫する(エントリーシートの内容とは異なる質問をする・深掘り質問をする等)(36.2%)」でした。これまで最多だった「対応の必要性を感じていないので対応する予定もない(26.8%)」が減少したことから、学生のAI利用率の高まりを受けて、企業側でも採用選考の方法を見直す動きが広がっていることがわかります。

図7:学生の生成AI利用に対する施策
27年卒の採用予定数と影響要因
2027年卒の採用予定数を前年と比較すると、「前年並み」が78.8%で最も多く、「増やした」企業は11.9%、「減らした」企業は9.3%となりました。「増やした」割合は減少傾向にあるものの、約8割の企業が採用数を維持しています。

図8:27年卒と26年卒の採用予定数の比較
採用数を「増やした」または「前年並み」とした理由では、「若手人材を確保したいため(68.8%)」が最も多く、「慢性的な人員不足のため(35.2%)」、「前年採用できなかったため(26.9%)」が続きます。人手不足を背景に、若手人材の確保を目的として採用数を維持または増加させる企業が多いことがうかがえます。
一方、採用数を「減らした」理由としては、「前年採用でき、充足してきたため(53.9%)」が最多でした。また、「AIによる業務代替・業務効率化が進んだため」は6.4%、「初任給引き上げや賃上げによって人件費が高騰したため」は5.5%にとどまり、現時点ではAIによる業務効率化や人件費上昇が採用予定数に与える影響は限定的であると考えられます。

図9:採用予定数を増やした・前年並みとした理由 / 採用予定数を減らした理由
調査概要
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調査期間: 2026年6月3日(水)~6月20日(土)
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調査方法: WEB入力フォームによる回収
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調査対象: 新卒採用実績のある企業の採用担当者
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有効回答数: 3,590社 (上場239社、非上場3,351社│製造1,444社、非製造2,146社)
調査結果の詳細は、以下のリンクからご確認いただけます。
マイナビキャリアリサーチラボ 2027年卒 企業新卒採用活動調査
関連リンク:
株式会社マイナビ





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