「採用は簡単、活用は難問」の現状
総務省「令和4年就業構造基本調査」(2023年7月公表)によると、本業を持ちながら副業を行う人は305万人、副業を希望する人は493万人にのぼり、合わせて約800万人が副業の担い手となっています。日本の中小企業は約336万社(中小企業庁、2023年12月)であり、人材側が企業数を大きく上回る「雇い手優位の市場」が形成されています。副業マッチングプラットフォームでは、1案件に30〜40人の応募が集まることも珍しくありません。
国も『副業・兼業の促進に関するガイドライン』(厚生労働省)や、『プロフェッショナル人材活用ガイドブック』(内閣府)などで外部プロ人材の活用を後押ししています。しかし、副業人材を活用する企業はまだ3割未満にとどまるとされており、「採用した副業人材が抜けた途端に、業務が止まった」という声も少なくありません。採用の容易さとは裏腹に、活用の方法は確立されていないのが現状です。
書籍の目的と内容
書店に並ぶ副業をテーマにした書籍の多くは、「副業をする側」の個人に向けたものです。これに対し、本書は副業人材を「受け入れる企業側」、とりわけ中小企業の経営者に向けて、採用・活用・組織への定着までを体系的に扱っています。
本書の前提は「採用は簡単、活用は難問」という認識です。その解決策として、内製化と自走する組織づくりの技術を提示しています。副業人材活用とは、副業人材を単なる外注先ではなく、企業機能の内製化と自走する組織づくりの伴走者として位置づける経営手法です。内製化とは、判断基準と更新のしくみを社内に持つことであり、自走する組織とは、人が変わっても機能が止まらない組織を指します。
本書は、従来のアウトソーシング(外注)を「痛み止め」、インソーシング(内製化)を「体質改善」にたとえています。外注が目の前の問題を和らげる一時的な解決策であるのに対し、副業人材の伴走を受けながら社長や社員が実際に手を動かし、業務の「型」を社内に蓄積していくことで、外部環境の変化に惑わされない、自立した組織への変革を進めることが可能になります。書籍では、実際の支援先6社の記録とともに、自立の要点が解説されています。
章構成
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はじめに──あなたの会社は自走できていますか
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第1章 企業が自力で変われないという見えない倒産リスク
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第2章 副業人材が導く自走する組織への転換
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第3章 副業市場のリアル
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第4章 副業人材は「知の伝道者」
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第5章 副業人材はこう使われている──6社の実例
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第6章 副業人材活用が上手な企業になるために
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第7章 副業人材の基礎スペック──採用前にチェックすべきリモート支援力
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第8章 先進事例に見る副業人材活用の将来性
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おわりに──副業人材活用を「当たり前」にする
著者プロフィール
著者の砂川 大輔氏は、副業人材活用の専門家であり、トトノエルジャパン合同会社の代表を務めています。早稲田大学先進理工学部を卒業後、アマゾンジャパン合同会社でマーケティングを担当し、世界最先端の現場で「しくみ」の力を学びました。その後、富士通株式会社CEO室で経営戦略の策定に携わるかたわら、副業人材として200社を超える中小企業を支援してきました。
大企業で培われた経営の型を中小企業で活用できる形に翻訳し、企業機能の内製化と自走する組織づくりに伴走しています。内閣府『プロフェッショナル人材活用ガイドブック』には歴代最多の3度掲載された実績を持ち、経営者向けメディア「副業人材活用ラボ®」の編集長も務めています。2026年7月に本書が初の著書となります。
書籍情報

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書籍名: 『副業人材活用の戦略 参画企業200社超の専門家が実践から見出した企業経営者の思考と技術』
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著者: 砂川大輔
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ページ数: 160ページ
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価格: 1,980円(税込)
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出版元: 整流出版
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発売日: 2026年7月31日
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ISBN: 978-4-9914844-0-7
販売場所
順次拡大予定です。
会社概要
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会社名: トトノエルジャパン合同会社
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所在地: 千葉県船橋市
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設立: 2023年2月
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代表社員: 砂川大輔
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ビジョン: よいものが正当に評価される社会をつくります
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事業内容: 事業伴走、経営者向けメディア「副業人材活用ラボ®」の運営、出版レーベル「整流出版」の運営、講演




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