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地域企業の「実課題」を教材にDX人材育成、奈良県のDX人材育成事業に採択されたプログラムの全貌

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地域で学び、地域の課題解決につなげるDX人材育成

地域のDXを継続的に推進するためには、デジタル技術を学ぶ機会の提供だけでなく、身につけたスキルを地域の仕事や企業の課題解決につなげることが重要です。株式会社エム・エー・ディーは、奈良県奈良市に開発オフィスを構え、ECサイト構築・運用をはじめとしたWebシステム開発の実務経験を人材育成にも生かしています。座学やプログラミング演習だけで完結するのではなく、受講者が「実際の仕事でどのように課題を整理し、サイトを設計し、商品を見せ、改善につなげるのか」を経験できるプログラムとして設計されています。地域企業の実課題を学びの題材とすることで、「人材を育てること」と「地域企業のDXを進めること」を一つの循環につなげることを目指しています。

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本プログラムの3つの特徴

プログラムの3つの特徴

1. 高校生が地域企業の「実課題」に挑戦

架空の演習課題ではなく、地域企業の商品・サービスやECに関する実際の課題を題材として活用します。受講者は地域企業への訪問・ヒアリングなどを通じて、商品・サービスの魅力や課題、ターゲットなどを整理します。その上で、商品ページの構成やキャッチコピー、写真・説明文、ユーザー導線などを検討し、ECサイト上での表現や改善策を提案します。地域企業にとっても、高校生ならではの率直な質問や新鮮な視点を通じて、自社の商品・サービスの魅力や課題をあらためて捉える機会となります。高校生と地域企業がともに考え、地域の新たな価値を生み出す共創型の人材育成を目指しています。

2. 基礎学習から地域企業との実践まで段階的に学ぶ

オンライン教材による基礎学習、講師によるハンズオン演習、伴走支援、地域企業を題材とした実践課題を組み合わせて実施されます。基礎知識を学んで終わるのではなく、基礎学習からECサイト構築、地域企業へのヒアリング、要件整理、制作、改善提案、成果発表までを一連のプロセスとして経験します。本事業は、奈良県の統括のもと、学校が教育面を担い、株式会社エム・エー・ディーが講義・演習、技術支援、進行管理、成果物・報告書作成を担当し、地域事業者等と連携して実施されます。

3. 「受講した」ではなく、「できるようになった」を成果に

本プログラムでは、講座への参加だけをゴールとせず、「要件を整理し、サイトを構築し、検証し、成果を説明できる状態」への到達を目指します。受講者は、ECサイト要件定義書、企画シート、サイトマップ、ワイヤーフレーム、商品ページ、動作確認・改善提案資料、成果発表資料など、実際のWeb制作に近いプロセスで成果物を制作します。最終的には成果発表を行い、講師・学校・事業者からのフィードバックを受け、成果物をポートフォリオとして整理します。

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奈良県での実施概要

事業名:令和8年度 DX人材育成 ECサイト構築プログラム実施業務
採択時期:令和8年6月
実施形式:オンライン学習、ハンズオン演習、伴走支援、地域企業と連携した実践課題・フィールドワーク等

本事業では、ECサイト構築の技術習得だけでなく、県内産業のDX推進、若年層の県内定着、地域経済の活性化につながる人材育成を目指しています。

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カリキュラム構成

カリキュラム構成

STEP 1|基礎操作習得 ― ECサイトの仕組みを理解する

ECサイトの構造やEC-CUBEの基本を理解し、商品登録、カテゴリ設定、会員・注文管理など、ECサイト運営に必要な基本操作を学びます。

STEP 2|画面カスタマイズ ― 実務で頻出する修正に対応する

文章・画像の差し替え、メール文面の調整、レイアウト変更など、実際のECサイト運用で発生する修正を経験します。さらに、サイト構成、商品訴求、LP構成、ユーザー導線などについても検討し、「誰に、何を、どのように伝えるのか」を考える力を身につけます。

STEP 3|応用演習・課題解決 ― 地域企業の課題を、自ら考えて解決する

地域企業の商品・サービスを題材として、ヒアリング、課題発見、ターゲット設定、要件整理から、商品ページ・LP制作、改善提案までを実践します。最終的には成果発表を行い、フィードバックを受けながら成果物をポートフォリオとして整理します。

教材には国産ECプラットフォーム「EC-CUBE」を使用し、本カリキュラムは、金 陽信氏(元・株式会社イーシーキューブ 代表取締役社長)が監修しています。EC-CUBEは、推定35,000店舗以上で稼働し、累計ダウンロード数は180万を突破している、国産のオープンソースEC構築プラットフォームです。実際の開発・運用で活用されているプラットフォームを学ぶことで、受講後の進路や地域企業のEC・DX支援につながる実践力の習得を目指します。

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受講後の展開について

本プログラムでは、受講して終わるのではなく、学んだ経験をその後の進路やキャリアにつなげることまでを見据えています。受講者が作成した要件定義書、企画書、サイト設計資料、商品ページ、改善提案資料などは、成果発表を経てポートフォリオとして整理されます。これにより、進学や就職活動の際にも、「何を学んだか」だけでなく、「どのような課題に対して、何を考え、どのように形にしたか」を具体的に説明できる成果として活用できます。また、地域企業とのヒアリングや課題解決を経験することで、受講者と県内企業との新たな接点を生み出し、将来的な県内就労や地域企業のEC・DX支援につながる人材の育成を目指しています。

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今後の展開 ― 奈良県での取り組みをモデルケースに全国へ

今後の展開

今回の奈良県での取り組みは、県内の高校生を対象に、ECサイト構築と地域企業の実課題を組み合わせたDX人材育成プログラムを実施するものです。本プログラムは、奈良県や高校生に対象を限定したものではありません。地域の課題や人材育成の目的に応じて、高校生・大学生などの学生、若年求職者、社会人、地域企業の従業員など、対象者を柔軟に設定することができます。株式会社エム・エー・ディーは奈良県での採択・実施をモデルケースとして、地域の産業構造や人材課題、対象者、事業目的に合わせてプログラムをカスタマイズし、全国の都道府県・市区町村への展開を進めていきます。

事業設計や仕様書案の作成から、受講者募集・広報、カリキュラム提供、地域企業との連携、進捗管理、KPI設計、成果報告まで一貫して支援するとのことです。次年度事業の企画や予算要求に向けた検討など、具体的な事業化の前段階から相談が可能です。

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株式会社エム・エー・ディーについて

株式会社エム・エー・ディーは2007年7月に設立され、Webシステム開発、ECサイト構築・保守運用、DX支援、スタートアップ支援、人材育成事業を展開しています。EC-CUBE公式プラチナパートナー、DX認定事業者、プライバシーマーク(JIS Q 15001)の認定を受けています。

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