2026年卒新入社員意識調査レポートが公開されました
株式会社NEWONEは、2026年卒新入社員1,965名を対象とした意識調査の結果をまとめたレポートを発表しました。この調査から、新入社員が企業に求めるものが変化している現状が明らかになっています。
調査概要
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調査期間: 2026年4月1日(水)~2026年4月30日(木)
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対象: 2026年新卒入社者(1,965人)
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調査方法: 新入社員研修後のアンケート調査(Webにて実施)
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対象企業: 食品、商社、IT・通信、建設・不動産、製薬、自動車関連など多業種にわたる47社
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調査内容: 2026年卒新入社員の意識調査
サマリー
1. 「人間関係」が期待と不安の双方で最重要項目
前向きに働くために必要な要素として71.6%が「職場の人間関係がうまくいくか」を選択し、配属後の不安要素としても65.4%が同項目を選択しました。いずれも2位以下に20ポイント以上の差がついており、新入社員にとって職場の人間関係が働くうえでの心理的基盤であることが明確に示されています。
企業には、配属前後のオンボーディング(新入社員の早期活躍・定着支援)設計や、職場での関係構築のフォローがこれまで以上に求められるでしょう。
2. 「成長実感」から「職場環境への適応」へ関心がシフト
前向きに働くために必要な要素として、「成長できていると実感できるか」は昨年の54.3%から43.8%へと10ポイント以上低下しています。一方で、「職場の雰囲気やルールを理解し、適応しやすい環境であるか」は30.4%から38.2%へと約8ポイント上昇しました。この結果から、職場環境に馴染めるかどうかへの不安や関心が高まっている傾向が見て取れます。
早期活躍を促すにあたっては、成長機会を示すだけでなく、「安心して馴染める環境」をどのように提供するかが重要になっていると言えます。
3. 「仕事の量・難易度」への不安が急増
配属後の不安要素として、「仕事の量や難しさが自分に合っているか」が42.8%と、昨年から10ポイント以上の上昇を示しました。また、「将来のキャリアのイメージが持てるか」も増加傾向にあり、「仕事量・難易度」「将来のキャリアイメージ」のどちらの不安もないと回答した層は51.4%から40.2%に減少しています。
配属設計や初期業務の難易度設定、キャリアイメージの共有が、入社初期の不安軽減につながる可能性があります。
調査背景
若年層のキャリア観や働く価値観は年々多様化しており、企業にとって「若手が前向きに働ける環境づくり」は重要なテーマとなっています。
2026年度の新入社員は、大学入学時にはコロナ禍が収束に向かい始め、対面でのキャンパスライフを取り戻した一方で、生成AIの急速な普及など大きな環境変化を経験してきた世代です。テクノロジーによる変化の激しさを肌で感じながらも、「自分らしく、無理なく働きたい」と重視する価値観が、複数の調査や報告で指摘されています。
NEWONEでは、こうした傾向や価値観の変化を踏まえ、オンボーディング設計やマネジメント支援を通じて、若手の定着・活躍を支援しています。本調査は、現場で起きている変化を定点的に把握し、企業の受け入れ施策の改善につなげることを目的に実施されました。
調査結果
1. 前向きに働くために求めているものは「良質な人間関係」
前向きに働くために必要な要素として最も多く選ばれたのは「職場の人間関係がうまくいくか」で、全体の71.6%に上りました。次いで「成長を実感できるか(43.8%)」「将来のキャリアイメージが持てるか(42.6%)」が上位にランクインしています。

2025年度調査と比較すると、「成長できていると実感できるか」のスコアは10ポイント以上低下した一方で、「職場の雰囲気やルールを理解し、適応しやすい環境であるか」のスコアは約8ポイント上昇し、職場環境に馴染めるかどうかへの関心が高まっていることがうかがえます。
新入社員が安心して職場に適応し、早期に力を発揮するためには、制度や研修を整えるだけでなく、日常的な関係性や対話の質が重要です。また、新入社員自身が主体的にチームに関わる意識も重要であり、配属された職場の人からの声掛けだけでなく、新入社員研修期間で「自らチームにオンボーディングするにあたって、何をすればいいか?何が大切か?」を事前に扱うなど、工夫が求められます。
2. 配属後の不安要素も「人間関係」、加えて「仕事量・難易度」への不安が急増
配属後に抱いている不安要素として最も多く挙げられたのは「職場の人間関係がうまくいくか(65.4%)」でした。これは前向きに働くために必要な要素としても1位に挙げられており、新卒社員にとって人間関係が心理的に大きな比重を占めていることが改めて確認されています。

注目すべきは、「仕事の量や難しさが自分に合っているか(42.8%)」が昨年から10ポイント以上の上昇を示し、順位も3位から2位へと上がった点です。それに加え、「将来のキャリアのイメージが持てるか(30.4%)」も増加傾向にあり、「仕事量・難易度」「将来のキャリアイメージ」のどちらの不安もないと回答した層は51.4%から40.2%に減少しました。
この結果から、無理のない働き方への関心の高まりに加え、自身の成長やキャリア形成につながる「適切な業務負荷」を求める今年の新入社員の特徴的な傾向である可能性が示されています。
3. 入社への前向き度は96.9%と高水準を維持
入社に対する前向き度では、「とても前向き」が73.1%、「やや前向き」が23.9%を占め、96.9%の回答者が前向きな姿勢を示しました。「普通」以下の消極的な回答は3.1%にとどまり、昨年(96.8%)とほぼ同水準を維持しています。研修後も新入社員が入社に対して前向きな意識を持っていることがうかがえます。

4. 1年後のキャリアイメージ
キャリアイメージに関する設問(Q.あなたは、自社の環境で1年後のキャリアイメージが前向きに描けていますか)では、「とてもそう思う」が40.2%、「ややそう思う」が43.7%と、肯定的な回答の合計は83.9%となり、昨年(85.7%)から大きく変わっていない結果を示しました。

また、「入社への前向き度」と「キャリアイメージ」のスコアには正の相関(+0.437)があり、前向きさが高い人ほどキャリアイメージも明確になっていることが示されました。
業界別比較では、入社の前向きさとキャリアイメージの順位が一致する業界が多く見られた中で、「情報・通信・ソフト」業界では入社の前向きさは上から4つ目だったのに対してキャリアイメージのスコアでは最下位と乖離がありました。

生成AIの急速な進化を目の当たりにしている「情報・通信・ソフト」業界の新入社員が、キャリアイメージを描くことに難しさを感じている可能性が考えられます。
まとめ
今回の調査では、新入社員にとっての最重要テーマが「職場の人間関係」である点は昨年と変わらないものの、その周辺の意識に明確な変化が見られました。「成長実感」よりも「職場環境への適応」を重視する傾向の高まりや、「仕事量・難易度」への不安の急増は、新入社員が「まず安心して馴染める環境」を土台として求めていることを示唆しています。
企業としては、新入社員の受け入れにおいて、制度やスキル研修の充実だけでなく、職場の人間関係の質や心理的安全性の醸成、そして個々の業務負荷への配慮をより意識的に行うことが、エンゲージメント向上と早期定着の鍵になると考えられます。
レポートダウンロード
本調査は、下記のリンクより詳細をご確認いただけます。
株式会社NEWONE 会社概要
株式会社NEWONEは「他にはない、新しい(new one)価値を生み出す」を社名に掲げ、エンゲージメントをテーマに、「個人の意識変革」と「関係性の向上」を中心とした企業向けコンサルティング、人材育成・組織開発を提供しています。
人的資本経営の潮流の中で、社員が自発的に仕事にのめり込み、成果と成長を両立する“推せる職場”づくりを支援しています。
主な支援企業
ソフトバンク、カゴメ、三菱地所ホーム ほか多数
代表書籍
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『人的資本の活かしかた』(2022年7月)
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『組織の未来は「従業員体験」で変わる』(2024年6月・共著)
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『部下の心を動かすリーダーがやっていること』(2026年1月)
所在地
東京都港区虎ノ門3丁目4−7 虎ノ門36森ビル9階
設立日
2017年9月1日
代表者
上林 周平
事業内容
コンサルティング、企業研修・組織開発等





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