えるぼし認定について
「えるぼし認定」とは、女性活躍推進法に基づき、行動計画を策定・届け出た企業の中で、女性の活躍推進に関する取り組み状況が優良な企業を厚生労働大臣が認定する制度です。
評価は以下の5つの項目で行われます。
- 採用
- 継続就業
- 労働時間等の働き方
- 管理職比率
- 多様なキャリアコース
満たした項目数に応じて1段階目から3段階目まで区分され、HAAは2026年3月10日付で、5項目すべての基準を満たし、最高位となる3段階目の認定を受けました。

月平均残業1.5時間を支える働き方
HAAがフルリモート・フルフレックスという働き方を選んでいるのは、社員一人ひとりが人生の主体となり、住む場所や暮らしの形を自由に決められる状態をスタンダードにするためです。
HAAの本社は大分県別府市の鉄輪温泉にありますが、メンバーは東京都、神奈川県、静岡県、大分県の1都3県に分散しています。この働き方により、引っ越しや出産、育児、介護などでライフスタイルが変わっても、働き方自体を変える必要がありません。
「日常に、深呼吸を届ける」ことをミッションに掲げるHAAは、まず社員一人ひとりに暮らしを健やかに楽しんでほしいと考えています。しかし、フルリモートではチームの関係性が疎遠になりやすい側面もあるため、HAAでは社員のライフスタイルを守りながらチーム力を高め、成果を最大化するために、以下の3つの取り組みを行っています。
フルリモートを支える3つの取り組み
1. 出社week ─ 2〜3か月に1回、全社員が1週間集まる
HAAはフルリモートを基本としつつも、対面でのコミュニケーションが深める信頼関係を大切にしています。全員がオフィスに通える範囲に住むことを前提とするハイブリッド勤務ではなく、出社の頻度を絞り、密度を上げる「出社week」を採用しました。これは、2〜3か月に一度、全社員が1か所に集まり、1週間(平日5日間)を共に過ごす取り組みです。2024年10月から始まり、2026年8月時点で通算9回実施されています(2025年実績:年6回・計28日間)。

出社weekの内容は、以下の3つの層で構成されています。
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対面でしか決められないことを決める
組織図の策定、ブランドステートメントの言語化、新商品の検討など、対面で意見を交わし、納得して結論を出すための重要なテーマに取り組んでいます。 -
湯治を体験する
「湯治」をコンセプトにしたブランドであるため、社員自身も定期的に湯治場で湯治体験をしたり、鉄輪温泉の空気感に近い場所や施設を視察したりして、商品やサービスづくりのヒントを得ています。 -
互いを知る
メンバー同士の信頼関係を強固にすることも目的の一つです。ドラッカーエクササイズやバリューズカードを用いたワーク、日頃の業務の悩みを話し合う「もやもや会」などを実施しています。
2. ごきげんよう ─ 週3回30分、気軽に相談ができるオンライン会議
週3回、30分間、全社員が参加するオンラインミーティングです。その日にやることを共有し、メインのチャットツールである「Slack」に溜まった相談ごとや共有ごと、雑談、その日の気分までを自由に話します。この取り組みは、メンバーからの「もっと雑談しよう」という提案がきっかけで始まり、Slackで投げかけるほどでもなく、会議を設定するほどでもない小さな困りごとが行き場を失わないようにする役割を担っています。
3. フラワー型組織図 ─ 種をまき、モノをつくり、伝え、届け、整え、育てる
HAAでは、上下関係のあるピラミッド型ではなく、それぞれの部署が花びらのように重なり合う「フラワー型」の組織図を採用しています。6つの部署名は、HAAの活動から取られており、「種まき部」「つくる部」「伝える部」「届ける部」「整える部」「育てる部」となっています。事業の流れがそのまま循環している形であり、ほとんどのメンバーが1〜3の部署を兼務しています。
フラワー型組織では部署間の境界線があいまいになるため、一般的な組織以上に密なコミュニケーションが不可欠です。新しいプロジェクトが立ち上がるたびに、「誰が、何を、いつまでに担当するのか」という目線合わせの作業から始まります。このフラワー型組織を取り入れることで、業務のつながりと人の関係のつながりを意図的に作り続ける仕組みを採用しているとのことです。
社員の声
社員からは、フルリモート・フルフレックスの働き方によって、通勤時間を家事に充てたり、自分のための時間を作れるようになったりしたことで、暮らしに余白が生まれ、前向きに働くエネルギーになっているという声が聞かれました。
また、ライフステージの変化があってもキャリアを中断せずに、どんな場所でも好きな仕事ができるため、人生の選択肢が広がったと感じているとのことです。育児や介護、パートナーの転勤など、暮らしが変化しても、その時々の生活を味わいながら、しなやかに仕事を続けられる豊かな暮らしが実現できる働き方を楽しんでいるそうです。
代表コメント
HAA代表の池田佳乃子氏は、「出産、育児、パートナーの転勤、介護。ライフステージが変わるたびに、仕事を続けられるのかという問いに直面します。それを乗り越えて、やりがいのある仕事を続けられている人は、決して多くありません。そして日本では、その多くが女性です。社内の約85%が女性という会社だからこそ、誰もが自分自身の人生をデザインできる環境をつくりたい。その気持ちが、いまのHAAの働き方の出発点にあります。」とコメントしています。
また、「この働き方は社員一人ひとりの努力と自律性がなければ成り立ちません。それでも、信頼関係を築きながら、仕事と生活がフィットするライフスタイルをつくっていける体制を、これからも一緒に育てていきたい。社員一人ひとりのライフステージが変わっても、会社の形をアメーバのように柔軟に変えていける。そんな組織でありたいと考えています。」と今後の展望を語っています。

今後の展望
今後、社員の出産や子育て、介護といったライフステージの変化によって、「出社week」の形も、日数や頻度が変わっていく可能性があります。大分県別府市という地方発の小さな会社がフルリモートで成長し続けるために、対話を重ね、弱点を補う施策を試行錯誤しながら、その時々に最適な働き方を追求していくとのことです。
株式会社HAAについて

HAA(ハー)は、大分県別府市鉄輪(かんなわ)温泉生まれの、日本古来の養生法「湯治(とうじ)」から着想を得た、日常に深呼吸を届けるブランドです。一人の小さな深呼吸から生まれる余白は、自分を客観視する力をくれたり、まわりへのやさしさを育んだりします。一人ひとりの深呼吸が、お湯がじんわり広がるように、やさしさとして社会に連鎖していく。自分をいたわる方法がすこし変わると、世の中は大きく変わる。HAAはそう信じて、「日常に、深呼吸を届ける」ことをミッションに掲げています。
会社名:株式会社HAA
代表取締役:池田佳乃子
所在地:〒874-0042 大分県別府市鉄輪東10組3
設立:2021年7月9日
事業内容:湯治をコンセプトにしたブランド「HAA」の企画・開発・運営
従業員数:7名(代表含む)





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