働く人の6割超が「静かな退職」に共感、エンゲージメント調査の機能不全が明らかに
株式会社クレオは、20代から50代の会社員500名を対象に、「静かな退職とエンゲージメント調査」に関する実態調査を実施しました。この調査により、多くの働く人が「静かな退職」に共感していること、そして従業員エンゲージメント調査がその役割を十分に果たせていない現状が明らかになりました。
調査結果の主なポイント
今回の調査から、以下の3つの重要なポイントが見えてきました。
- 「静かな退職」は、単なる不満ではなく、組織への熱量低下の前兆であるものの、回復の可能性を秘めていること。
- 従業員の当事者意識を高めるような調査でなければ、エンゲージメントの向上は進みにくいこと。
- 高いエンゲージメントを持つ企業は、個人・組織・顧客に対する取り組みや熱意がバランス良く備わっている状態であること。
「静かな退職」の実態
調査の結果、「静かな退職」を経験したことがある人は27.4%、共感する人は37.2%となり、合わせて64.6%が「静かな退職」に該当または共感していることが分かりました。このことから、「静かな退職」が一部の現象ではなく、多くの働く人にとって身近な状態として広がっていることがうかがえます。

20代~50代の会社員500名を対象とした「静かな退職」に関するアンケート結果
「静かな退職」を始めたきっかけや共感する理由としては、「仕事の成果に対して適切に評価されていないと感じたため」が29.2%で最も多く、「心や体が疲れてしまったため」(28.5%)、「プライベートや家庭を最優先したいと考えるようになったため」(27.0%)が続いています。

「静かな退職」を始めたきっかけや共感する理由に関するアンケート結果
また、「静かな退職」を始めた人が職場への熱意や信頼を取り戻せるかという問いに対し、過去に経験した人では71.7%、現在経験中の人でも57.1%が「会社が適切に対処すれば取り戻せる」と回答しています。「静かな退職」は、単なる不満ではなく、会社の対応次第で熱意や信頼を取り戻せる可能性のある熱量低下の兆候であることが示されました。

「静かな退職」を始めた人が職場への熱意や信頼を取り戻せるかに関するアンケート結果
エンゲージメント調査の機能不全
従業員エンゲージメント調査を実施していると回答した人のうち、約半数にあたる46.4%が、調査が「役に立っていない」または「あまり役に立っていない」と感じていることが分かりました。

従業員エンゲージメント調査に関するアンケート結果
「役に立っていない」理由としては、「調査を実施すること自体が目的になっているように感じるから」が29.3%で最多でした。次いで、「会社から結果に対する具体的な改善策が示されないから」と「回答してもどうせ会社や組織は変わらないと諦めているから」がともに27.6%で並びました。これは、エンゲージメント調査が実施されるだけで終わり、具体的な改善アクションに繋がっていない現状を浮き彫りにしています。

従業員エンゲージメント調査が「役に立たない」と感じる理由に関するアンケート結果
高エンゲージメント企業の特徴
職場を友人や知人に勧めたいと強く感じる「推奨者」は11.2%にとどまりました。しかし、エンゲージメントが高い層ほど、「今の職場で貢献したい」「今の職場は年々企業として成長していると思う」「5年先も今の職場に勤めていると思う」といった就業意識が高い傾向が見られました。

現在の職場を親しい友人や知人におすすめしたいか尋ねたアンケート結果

現在の職場に対する従業員の意識調査結果
さらに、高エンゲージメント企業では、「個の視点(仕事の充実、自己成長の機会、報酬・待遇など)」「組織の視点(人材育成、流動性、ダイバーシティ、企業方針、企業進化の力など)」「顧客志向の視点(顧客対応力、生活者視点など)」の3つの領域に熱心に取り組む傾向が明らかになりました。

現在の勤め先が各項目にどの程度熱心に取り組んでいるかを示すアンケート結果
組織変革につなげるには
今回の調査結果は、組織変革に繋がるエンゲージメント調査には、従業員の本音を捉えるだけでなく、当事者意識を高め、改善アクションに繋がるプロセス設計が不可欠であることを示唆しています。単に個人の不満や要望を聞くだけでなく、組織や顧客といった幅広い視点から企業課題を可視化し、改善の優先順位を明確にした上で、具体的な実行アクションに繋げられるエンゲージメント調査が、組織変革の重要な起点となるでしょう。
この調査レポートは無料でダウンロードできます。
https://kreo.jp/news/260904_research-e2compass
株式会社クレオは、従業員エンゲージメントの高い組織づくりや企業の収益向上に貢献する組織力向上ソリューション『E² Compass』を提供しています。
『E² Compass』サービス概要
https://kreo.jp/service/e2-compass.html
調査概要
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調査対象:20代~50代の会社員(派遣・契約社員、公務員、自営業、パート・アルバイトは除く)
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調査人数:500人
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調査期間:2026年7月10日(金)~2026年7月13日(月)
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調査方法:インターネット調査
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調査実施:株式会社クレオ





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