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大学生・若手社会人の「就活・キャリア選択の価値観」調査レポート発表 – 定年まで勤める前提は8割が持たず

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社会人として活躍するために重要だと思うこと

大学生、若手社会人ともに、社会人として活躍する上で最も重要だと考えるのは「コミュニケーション力」でした。上位項目には「一緒にはたらく人との関係性」「主体性」などが共通して挙げられ、上司や同僚との関わりや自ら行動する力が重視される傾向が見られます。

大学生は「学び続ける力」を重視する傾向があり、若手社会人よりも7.6ポイント高くなっています。一方、若手社会人は「職種とのマッチ度」を重視し、大学生より3.2ポイント高い結果となりました。このことから、大学生は関係構築力や自己研鑽力を、若手社会人は実務との適合性をより重視していることがうかがえます。

【図1】社会人として活躍するために重要だと思うもの

【図2】社会人として活躍するために重要だと思うもの スコアギャップ

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ファーストキャリア(新卒就活・新卒入社の会社)について

何年はたらく予定でファーストキャリアを選んだか

ファーストキャリアではたらく想定期間として、大学生は「5年以上(定年までを除く)」が最多、若手社会人は「3~5年」が最多でした。3年未満を想定していた若手社会人の割合は大学生の約2.2倍に上り、若手社会人の方が短い期間を想定して入社する傾向が見られます。

しかし、約4割の若手社会人は「想定より長い(長くなる予定)」と回答しており、自分に合う環境や成長実感が得られれば、長くはたらき続けたいと考える「定着シフト」が起きていることがうかがえます。想定より長くなった理由としては、「職場の人間関係や環境が良かった」「自身に合う職場や業務内容だから」といった満足度の高さが多く挙げられました。

「定年まで勤める」と回答した大学生は15.3%、若手社会人は6.3%にとどまり、大学生の8割超、若手社会人の9割超が「新卒入社の会社で定年まで勤めることを前提としていない」ことが明らかになりました。また、「合わないと感じたらすぐにでも転職活動を始める」大学生の割合は若手社会人を6.9ポイント上回っており、「転職」がキャリアの選択肢として大学生にも浸透していると考えられます。

【図3】何年はたらく予定でファーストキャリアを選んだか

【図4】若手社会人 / 就活当時の想定と現状比較

ファーストキャリアの最終的な意思決定の重視点

大学生がファーストキャリアの最終的な意思決定で最も重視するのは「ワークライフバランス」で、全体の3割を超え、若手社会人よりも6.5ポイント高い結果となりました。労働環境・生活との両立を強く意識する傾向が見られます。また、「仕事内容の魅力・やりがい」も若手社会人より5.9ポイント高く、仕事そのものの魅力ややりがいを求める大学生も一定数いることがわかります。

一方、若手社会人の1位は「給与・年収水準」でしたが、「勤務地・転勤有無」「労働時間・はたらきやすさ」も僅差で続き、就職活動当時の若手社会人は給与と働く環境を幅広く重視していたことがうかがえます。

【図5】ファーストキャリアの最終的意思決定の重視点 Top5

【図6】ファーストキャリアの最終的な意思決定の重視点 スコアギャップ

ファーストキャリアの相談相手やツール

大学生、若手社会人ともに、ファーストキャリアの相談相手・ツールとして最も多く挙げられたのは「友人」でした。「親」「就活サイト・記事・ランキング情報」「SNS・口コミ」も上位にランクインしており、身近な人とオンライン情報の両方を活用する就職活動スタイルが共通して見られます。

大学生では「生成AI」が2位となり、若手社会人を12.9ポイント上回る結果から、就職活動における生成AIの活用が急速に広がっていることがわかります。また、大学生は「大学キャリアセンター」や「大学の教授、指導教員」の利用率も高く、大学内のリソースを積極的に活用していることがうかがえます。

【図7】ファーストキャリアの相談相手やツール Top5

【図8】ファーストキャリアの相談相手やツール スコアギャップ

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将来のキャリアに対する不安

大学生が感じる将来のキャリアに対する不安では、「ワークライフバランス(プライベートとの両立)」が最多でした。これはファーストキャリアの最終的な意思決定の重視点とも共通しており、強い不安感が意思決定の重要な要因となっていると考えられます。大学生は「人間関係・組織・待遇」に関する不安が多く、仕事内容よりも職場への適応や働く環境への不安が強い傾向が見られます。

若手社会人が就職活動時に抱いていた不安は「給与・年収」が最多でしたが、社会人になってからは「このまま今の仕事を続けてよいかわからない」が最多となり、不安の内容が「待遇面」から「将来の方向性」へと変化していることが示されました。社会人経験を通じて、自身のキャリアを主体的に選択・形成していくことへの新たな悩みや迷いが生まれていることがうかがえます。

【図9】将来のキャリアに対する不安 大学生Top5

【図10】将来のキャリアに対する不安 若手社会人Top5

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解説コメント

dodaキャンパス編集長の川嶋 由美子氏は、現在の大学生が「どの会社に入るか」だけでなく、「自分らしく長くはたらけるか」という視点で就職活動に取り組んでいると分析しています。ワークライフバランスや仕事内容の魅力・やりがいを重視する価値観が広がっており、ミスマッチ時には転職を前向きな選択肢と捉える柔軟かつ現実的なキャリア観が見られると述べています。

dodaキャンパス編集長 川嶋 由美子氏

doda編集長の桜井 貴史氏は、若手社会人が実際の就業経験を通じて「職種とのマッチ度」の重要性を感じていると指摘しています。新卒入社後の実体験によりキャリアに対する価値観や不安が変化し、「人間関係が良かった」「仕事が自分に合っていた」といった理由で想定よりも長く働き続ける若手社会人も少なくないことを挙げています。また、不安要素が「待遇面」から「このまま今の仕事を続けてよいかわからない」という将来の方向性への迷いに変化していることから、企業には入社後のキャリアの見通しや成長機会を提示し続けることが重要だと述べています。

doda編集長 桜井 貴史氏

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調査概要

  • 調査名称: 大学生・若手社会人の「就活・はたらく」に関する調査

  • 調査方法: インターネット調査

  • 調査期間: 2026年7月24日(金)~29日(水)

  • 対象: 大学3、4年生、若手社会人 合計812人

    • <大学生>大学3,4年生、修士1,2年生で、就活中(就活終了、就活予定ありを含む)、かつ就活において生成AIを活用している大学生〈412サンプル〉

    • <社会人>従業員数50人以上の企業に在籍中で、過去に新卒の就活経験を持ち、現在の仕事において生成AIを活用している若手社会人(社会人歴1~3年/2024年~2026年入社)〈400サンプル〉

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転職サービス「doda」について

「doda」は、「はたらく今日が、いい日に。」をスローガンに、転職サイトや転職エージェント、doda転職フェアなど、各種コンテンツで転職希望者と求人企業の最適なマッチングを提供しています。

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パーソルキャリア株式会社について

パーソルキャリア株式会社は、「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」をミッションに掲げ、転職サービス「doda」などを通じて、個人のキャリア形成と企業の人材活用を支援しています。個人と企業の継続的な意思決定を支えるパートナーとして、それぞれの成長に貢献しています。

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