クラスコが目指す「企業生存と成長」のためのDX
クラスコは「すべての業務にAIエージェントを」というスローガンを掲げ、全スタッフがAIおよびクラウドツールを積極的に活用しています。毎朝の全社朝礼での事例共有や月1回のAI活用共有会を通じて、組織全体で継続的に業務をアップデートする仕組みを定着させています。
その結果、AI導入1年で業務時間22,862時間の削減、コスト6,800万円の削減、売上2億円の増加といった生産性向上と顧客満足度向上を実現しています。
背景と課題:チャットでの情報共有がもたらす心理的負担
不動産業界の管理部門では、手作業や煩雑な情報共有が残されており、業務負荷の増大やヒューマンエラーが課題となっていました。特に、部署間の請求書共有にチャットツールを使用していたことで、以下のような問題が発生していたそうです。
-
メッセージの埋もれによる支払い漏れのリスク: 活発なチャットの中で支払依頼が見逃されたり、埋もれたりすることによる支払い漏れや遅延のリスクがありました。
-
検索・確認に伴う手間の発生: 経理部署では、支払い漏れを防ぐためのタスク起票や、チャット履歴から該当の請求書ファイルを探す手間が発生していました。
-
進捗状況の不透明さ: 依頼側の部署も、支払日がいつになるのかをチャット上で遡って確認することが困難な状況でした。
これらの課題から生じる現場の心理的負担を解消するため、情報共有の仕組みを根本的に変革する必要がありました。
解決策と特長:生成AIと既存デジタル環境を組み合わせた「自動化ワークフロー」
クラスコは、既存のデジタル環境を最大限に活用し、手作業を徹底的に排除した自動化ワークフローを設計・導入しました。このシステムには以下の特長があります。
-
生成AIと連携した一元管理: 専用の入力フォームからデータを送付するだけで、既存のクラウド環境にデータが自動で整理され、現在の進捗状況が一覧でリアルタイムに可視化されます。
-
双方向の自動通知システム: データの受信時(申請時)だけでなく、振込完了時にも関係部署や担当者へ社内チャットツールを通じて即座に自動通知が行われます。
-
確認漏れの完全防止と心理的負担の解消: 作業進捗がリアルタイムに共有される仕組みを構築したことで、現場の「対応漏れがないか」という精神的なストレスや確認の手間を完全に排除しています。
支払い漏れリスク「ゼロ」の維持と、業務効率化の達成
この仕組みの導入により、現場に負荷をかけることなく以下の成果が達成されています。
-
支払い漏れの発生リスク: ゼロを維持しています。
-
年間作業削減時間: 請求書の検索や支払完了確認に伴う手間が削減され、年間12時間が創出されました。
-
定性的効果(情報共有の円滑化): スプレッドシートでの一元管理により進捗がオープンになり、部署間で発生していた個別の確認作業が不要になりました。これにより、心理的プレッシャーの解消とスムーズな連携が実現しています。
今後の展望
クラスコは、今回の自動化を第一歩とし、今後はドライブに格納された請求書PDFをAIのOCR(文字認識)技術を用いて解析し、支払データや仕訳データへ自動変換させるなど、さらなる高度化を進める予定です。バックオフィス業務の圧倒的な効率化を通じて、より強固な管理体制を構築していくとのことです。
また、自社を実験場として現場で試行錯誤して得られたリアルな成功ノウハウや解決手法は、全国の不動産会社向けに提供している「AI&Google Workspace構築支援サービス」へ即座に還元されるそうです。自社の検証実績をもとに支援サービスをアップデートし、不動産業界全体の地位向上とさらなる生産性向上に貢献していくとしています。
AI&Google Workspace構築支援サービスについては、以下のリンクから詳細を確認できます。
株式会社クラスコについて
株式会社クラスコは、不動産の売買、賃貸借、管理、修理及び仲介、建売住宅の建築、販売及び宅地の造成販売などを事業内容としています。
-
代表者: 代表取締役社長 小村 典弘
-
所在地:
-
金沢本社: 〒920-0024 石川県金沢市西念4-24-21
-
東京オフィス: 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-16-11 フォーキャスト西新宿5F
-





コメント