受賞の背景
斎藤氏の受賞は、「ウェルビーイング×マーケティング」という新しい可能性を提示し、定例研究会や新規分科会の立ち上げを通じてMCEI会員に新たな認識と改革をもたらしたことが高く評価されたものです。
EVPとウェルビーイングマーケティングの推進
表彰式での講演で斎藤氏は、マーケティングの本質である「顧客理解」と「価値創出」に立ち返り、従業員価値提案(EVP)を基盤とした「ウェルビーイングマーケティング」の実践について説明しました。ランスタッドでは、EVPを高めるために、女性管理職比率の向上を含むED&I(Equality, Diversity & Inclusion)の推進、参加率90%のタウンホールミーティングによる開かれた企業文化の醸成、そしてスーパーフレックスやジョブ型雇用といった柔軟な働き方のデザインなどを総合的に進めています。斎藤氏は、「真の価値創出は、最も身近な働き手(従業員)を理解することから始まる」と述べ、企業のあり方そのものがブランド資産となる時代への展望を示しました。
最新レポートから見る「働く人間」のインサイト
講演では、ランスタッドが発行する最新の労働市場調査レポートの内容も紹介されました。これにより、現代の働き手が求める価値観が大きく変化していることが明らかになっています。
「ランスタッド エンプロイヤーブランドリサーチ2026 日本版」によると、日本の働き手の離職理由において、長年トップであった「不十分な報酬」を抜いて「ワークライフバランスの改善」が初めて1位(33%)となりました。また、健全なワークライフバランスを実現する上では、「休暇と心身の回復」(63%)や「快適な職場環境」(62%)が強く求められていることが示されています。
さらに、「ランスタッド ワークモニター2026 日本語版」からは、日本の働き手が直属のマネージャーと強い関係を築いている割合が42%にとどまり、世界平均の72%と比較して繋がりが希薄であることが判明しました。不確実な時代における課題解決策として、ベテランの経験値と若手のデジタル感覚を融合する「5世代でのコラボレーション」が、心理的安全性や生産性向上に繋がる鍵となると提言されています。
今後の展望
ランスタッドは、今後も働く人々のインサイトを深く理解し、EVPの向上とウェルビーイングの推進を通じて、真の価値を創出するパートナーとして社会に貢献していく方針です。
レポート詳細
各調査の詳細は、以下リンクより無料でダウンロードいただけます。





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