管理職・経営層のAI活用状況と認識
調査によると、管理職・経営層の72.3%が業務で生成AIを利用していると回答しています。しかし、「十分に活用できている」と答えたのは半数以下の49.4%にとどまりました。


AIを十分に活用できていない理由としては、「活用方法が分からない」が32.8%で最も多く、次いで「学習する時間がない」が22.6%、「必要性を感じない」が20.4%と続いています。

評価・昇進への影響とスキルへの意識
AI活用が社員の業務成果に差を生むと回答した人は67.9%に上り、さらに60.1%が「今後、生成AIを活用できる人材とそうでない人材で、評価や昇進に差が生じる」と考えています。AI活用がキャリアに与える影響に対する高い認識が伺えます。

今後3年以内に社員の評価や昇進に影響するスキルとして、「AI活用スキル(生成AIを使いこなす力)」が39.5%で1位となり、「IT・データ活用スキル」が33.2%で2位に続く結果となりました。AIやデジタル関連のスキルが重要視されていることが分かります。

企業規模と世代による「AX格差」
従業員規模別に見ると、AI活用には大きな格差があることが明らかになりました。従業員50名未満の企業では65.1%がAIを「活用できていない」と回答しており、1,000名以上の企業(39.6%)と25ポイント以上の差があります。また、研修の実施状況も50名未満の企業では69.8%が「実施していない」と答えており、利用ルールの整備もわずか3.2%にとどまっています。リソースや専任人材の確保が難しい中小・小規模企業で、AI活用、学習、ルール整備のすべてが遅れている実態が浮き彫りになりました。

年代別では、管理職のAI活用度にも顕著なギャップが見られます。「AIを活用できていない」と回答した割合は、30代で33.4%、40代で48.1%、50代で63.2%と、50代が最も高い結果となりました。50代では「全く活用できていない」層も他の年代より厚く、リスキリングの必要性が示唆されています。

トップ層のAI活用遅れと懸念事項
自社で生成AIの活用が最も進んでいる層について、「経営層・役員」を挙げたのはわずか7.0%でした。管理職・経営層自身が、意思決定を担うトップ層のAI活用が遅れていると認識していることが分かります。

AI活用が進む中での懸念事項としては、「AIを活用できる人材とできない人材の格差拡大」が33.9%で最も多く、次いで「情報漏えい・セキュリティリスク」が32.1%、「AI依存による社員の思考力・スキル低下」が26.6%と続きました。AIによる生産性向上だけでなく、人の能力低下や格差拡大への不安も大きいことが示されています。

AI活用推進に必要なもの
生成AIに関する教育や研修について、「実施していない」と回答した企業は46.1%に上ります。また、利用ルールが「整備されていない」企業も41.7%と多く、明確なルールがないまま現場でAIが使われている実態が浮かび上がります。

AI活用をさらに進めるために必要だと思うものとして、「社員がAIを学ぶ時間」が44.6%、「自分がAI活用を学ぶ時間」が42.4%と、学習機会の確保が最も重視されています。ツールや予算よりも、まず学ぶ時間と推進体制を求める声が大きいことが特徴です。

SHIFT AIの取り組み
今回の調査結果は、AI活用の重要性に対する認識と実践状況の間にギャップがあること、さらに企業規模や世代によるAI活用格差が顕著であることを示しています。AIを評価軸として機能させるためには、管理職・経営層自身がAIを使いこなし、研修やルール整備といった基盤を整えることが出発点となります。
「日本をAI先進国に」をミッションに掲げる株式会社SHIFT AIは、生成AI学習コミュニティ「SHIFT AI」を運営し、利用者数は4万人を超えています。法人向けリスキリング支援サービス「SHIFT AI for Biz」などを通じて、組織全体のAI活用力の向上に取り組んでいます。
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SHIFT AI 公式サイト: https://shift-ai.co.jp/
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木内翔大氏 Xアカウント: https://x.com/shota7180







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