27卒採用活動の早期化とその影響
27卒の採用活動では、5年前(22卒)と比較して、多くの企業が選考時期を前倒ししていることが明らかになりました。特に「内定/内々定出しの時期を前倒し」した企業は71.2%、「最終面談(採用選考)時期の前倒し」は70.0%と、約7割の企業が早期化を進めています。

この前倒しによるメリットとして最も多かったのは「母集団の量が増えた」(46.9%)でした。次いで「母集団の質が上がった」(33.8%)という回答が続いています。

一方、デメリットとして約7割の企業(69.3%)が「採用活動が長期化し、人事・現場の負担が大きくなっていること」を挙げています。その他、「内定辞退や内定承諾辞退が増えたこと」(35.3%)、「採用コストが増加したこと」(34.0%)なども上位に挙がりました。

28卒採用活動の展望
28卒の採用活動に関する各種施策の前倒し予定については、「前倒し実施予定はない」と回答した企業が32.2%と最も多く、同率で「オープンカンパニー実施時期を27卒より前倒し」も32.2%でした。

28卒の採用活動を実施予定の企業は95.5%に上ります。

インターンシップ募集前に学生との接点を持った、または持つ予定の企業は53.6%でした。また、大学2年次3月以前の低学年時に学生と初回接点を持った、または持つ予定の企業は約1割(8.3%)にとどまっています。


27卒採用活動の現状
27卒の最も早い内定・内々定出し時期は「大学3年次12月」(16.7%)がトップでした。「大学3年次12月」から「3年次3月」までの回答合計は51.1%を占めています。

5月末時点での内定承諾人数は、採用目標に対して「40~50%」または「30%以下」と回答した企業が合わせて44.3%となり、4割以上の企業が採用目標の半数に達していない状況です。

dodaキャンパス編集長による考察
dodaキャンパス編集長の川嶋 由美子氏は、今回の調査結果についてコメントしています。27卒採用の早期化は顕著で、メリットとして母集団の量や質の向上が挙げられる一方、採用活動の長期化による人事・現場の負担増が大きな課題となっていると指摘しています。

学生側の意識も変化しており、「早く内定を得ること」だけでなく、「納得感を持った意思決定」を重視する傾向が見られるとのことです。早期に内定を出すだけでは、入社後のミスマッチにつながる可能性もあると警鐘を鳴らしています。
今後の採用活動においては、AIの活用による事務作業の効率化を進め、対話や関係構築といった「人でなければ実現できない」業務に注力することがより重要になるでしょう。初回接点から内定後フォローまで一貫した設計と、コミュニケーションの質の向上が、採用効率と採用品質の両立、ひいては入社後の活躍につながると考えられます。
関連する学生調査として、「28 卒学生のインターンシップ・就活に関する実態調査」も公開されています。
調査概要
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調査期間:2026年6月2日(火)~6月30日(火)
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調査対象:dodaキャンパスのご契約企業、dodaキャンパス事務局のメールマガジン受信企業
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調査方法:Webアンケート回答方式
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有効回答数:314社
dodaキャンパスについて
「dodaキャンパス」は、学生が自身の努力や学び・経験などをデータベースに蓄積し、個性を可視化することで、企業がキャリア教育プログラムやインターン・採用選考などのオファーを送ることができる新卒オファーサービスです。2026年6月時点で約928,000人の学生が登録しています。
株式会社ベネッセ i-キャリアは、株式会社ベネッセコーポレーションとパーソルキャリア株式会社が2015年4月に設立した合弁会社です。大学の教育支援、学生の就活支援、企業の採用支援を行っています。「まなぶとはたらくをつなぐ」ことを目指し、教育事業と就職支援事業の一体的な運営を通じて、学生が自分を活かせる職場に出会い、社会に貢献できる人材になることを支援しています。





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