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ケアマネジャーの85.8%がAIツールを業務活用、テレワーク希望は91.5%に上る実態調査が明らかに

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業務負担の最大要因は「記録作成」、約4割が日常的に残業

日々の業務で最も負担が大きいと感じる業務は、「サービス担当者会議やモニタリングの記録作成」が51.9%でトップでした。次いで「行政等への書類作成・事務作業」が43.4%と続き、記録・事務・調整に多くの時間が費やされていることが明らかになりました。

残業時間については、「ほぼない」が41.5%で最多ですが、「1~2時間程度」が23.6%、「2時間以上」が17.9%と、合わせて約4割が日常的に残業している現状も判明しています。

1日の平均的な残業時間

業務負担軽減のために個人で工夫していることとしては、「記録のテンプレート化・定型文の活用」が63.2%で最も多く、「音声入力やスマホを活用した隙間時間での記録作成」が49.1%、「チャットやメールなど非同期の連絡手段への切り替え」が44.3%と続いています。

業務負担軽減のために個人で工夫していること

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関係機関との連絡手段は「電話」が65.1%で圧倒的多数

他の介護事業所や医療機関との連絡手段では、「電話」が65.1%と圧倒的多数を占めています。「FAX」が14.2%、「ビジネスチャット」が11.3%、「メール」が7.5%と、デジタルツールへの移行は限定的です。

関係機関との連絡で最も多く使っている手段

自事業所のデジタル化が進んでいても、連携先が対応していなければ効果が限定されるという課題が示されており、業界全体でのデジタル化推進が急務であると考えられます。

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AIツール使用率は85.8%に到達、ChatGPTが最多

業務でのAIツール使用状況について、「日常的に使用している」が50.9%、「ときどき使用している」が34.9%で、合わせて85.8%のケアマネジャーがAIツールを業務に取り入れています。

業務でのAIツール使用状況

使用されているAIツールでは、「ChatGPT(OpenAI)」が63名で最多、次いで「Gemini(Google)」が49名、「Copilot(Microsoft)」が16名でした。ケアプランや担当者会議録の文例・下書き作成、研修資料作成、情報収集など、文書作成業務を中心に幅広く活用が進んでいます。

使用しているAIツール

個人の積極的な活用が先行する一方で、事業所としてのAI導入はまだこれからの段階にあることがうかがえます。

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事業所のIT導入は「一部のみ」が41.5%で最多、事業所間格差が鮮明に

事業所のITツール導入状況は、「一部のみ導入されている(紙やFAXの文化も根強く残っている)」が41.5%で最多でした。「積極的に導入され、活用できている」は35.8%にとどまり、事業所間の格差が鮮明になっています。

事業所のITツール導入状況

ITツールの効果を感じている場面では、「記録作成の時間が短縮された」(49.1%)、「移動中や外出先でも業務ができるようになった」(46.2%)、「ペーパーレス化で書類管理が楽になった」(29.2%)が上位を占め、導入済みの事業所では着実に効果が実感されています。

ITツール導入により効果があったと感じる場面

今後導入・活用を希望するツールでは、「関係機関と連携できるビジネスチャットツール」が46.2%でトップ、「AIツール」が41.5%、「音声入力ツール」が38.7%と続き、電話やFAXに依存する現状への課題感と、AI・音声入力による業務効率化への期待が示されています。

今後導入・活用を進めてほしいITツール

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テレワーク希望は91.5%、実現には制度・環境の多角的整備が不可欠

テレワーク(在宅勤務)への意向を尋ねたところ、「積極的に取り入れたい」が63.2%、「週に数日程度なら取り入れたい」が28.3%で、合わせて91.5%がテレワークに前向きな姿勢を示しました。「ケアマネ業務の性質上、テレワークは不可能だと思う」はわずか1.9%にとどまっています。

テレワークへの意向

テレワーク実現に必要だと思う条件は、「セキュリティが確保されたクラウド型の介護ソフト」(59.4%)、「テレワークに対応した勤怠管理や労務ルールの整備」(58.5%)、「端末支給」(56.6%)が上位を占めました。ソフト・ハード両面の環境整備に加え、「オンラインでのサービス担当者会議の制度的な容認」(40.6%)など、制度面での後押しが求められています。

テレワーク実現に必要だと思う条件

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まとめ

今回の調査から、ケアマネジャーのAI活用が急速に進んでいる一方で、事業所全体のIT環境整備には大きな格差があることが確認されました。テレワークへの意欲は91.5%と非常に高く、ケアマネジャーの働き方改革への期待がうかがえます。

介護現場の人材確保が深刻な課題となる中、IT化・AI活用による業務負担の軽減と柔軟な働き方の実現は、ケアマネジャーという専門職の持続可能性を高める鍵となるでしょう。

この調査についての解説記事は、介護情報ポータルサイト「介護のススメ」にて公開されています。
介護情報ポータルサイト「介護のススメ」解説記事

調査概要

  • 調査名:ケアマネジャーを対象とした「業務負担・IT化・AI活用」に関する実態調査(第2回)

  • 調査企画:株式会社IRODORI

  • 調査協力:一般社団法人日本単独居宅介護支援事業所協会(ケアマネジャーを紡ぐ会)

  • 調査期間:2026年8月3日~8月17日

  • 調査方法:オンラインアンケート

  • 有効回答数:106名

  • 回答者属性:現役ケアマネジャー(経験10年以上 66.0%、3~10年 23.6%、3年未満 10.4%)

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