1. 現ブルーカラー職の約5人に1人はホワイトカラーからの転職者
現在ブルーカラー職に従事している人々が、現在の職種に至った経緯を見ると、「他の現場職から転職」が45.2%、「新卒で入社」が31.5%と上位を占めています。注目すべきは、「ホワイトカラー職から転職」が20.4%と、約5人に1人の割合にのぼることです。
最終学歴については、大学卒が39.4%、高校卒が37.3%とほぼ同程度の割合であり、学歴や職歴を問わず多様なバックグラウンドを持つ人々がブルーカラー職に従事している実態が明らかになりました。


2. 現職を選んだ理由は「手に職がつくから」が最多、20代ではAI代替不安が動機に
ブルーカラー職を選んだ理由として、「特にない」と回答した47.4%を除くと、「手に職がつくから」が13.7%で最多でした。次いで「体を動かす仕事が好きだから」が13.5%、「収入が良いから」が13.3%と続いています。
特に20代の回答では、「AIに代替されにくい安心感があるから」が14.5%、「人手不足で転職先に困らないイメージがあったから」が13.1%と上位に挙がりました。これは、社会環境の不確実性が高まる中で、現場での作業スキルを必要とする職種が「安定的なキャリア」として認識されている傾向を示唆しています。


3. 「働く前のイメージとギャップなし」と回答した方が4割超え、その他の見解は二分
仕事のやりがいについては、「生活を支えられる収入が得られる」が40.9%で最も多く、次いで「自分の技術・スキルが活かせる」が25.3%、「仕事の成果が目に見える」が21.3%という結果でした。
一方で、不満に感じる点としては、「給与水準が低い」が30.7%、「体力的にきつい」が23.1%と上位に挙げられています。


働く前のイメージと実際のギャップについて尋ねたところ、約4割が「ギャップはなかった」と回答しました。しかし、それ以外の回答ではポジティブな見解とネガティブな見解に分かれました。
ポジティブなギャップでは「休日・休暇が取りやすい」と「人間関係が穏やかだった」がともに37.1%で上位に挙がりました。一方、ネガティブなギャップでは「給与が想定より低かった」が39.9%で最多となり、就業条件や職場環境に対する受け止め方が多様であることが示されています。



4. 約4割がAIによる代替可能性は感じないと回答
現在の仕事が将来AIに代替される可能性については、「そう思わない(計35.2%)」とする回答が「可能性がある(計29.0%)」とする回答を上回りました。ブルーカラー職においては、AIによる代替への不安が比較的限定的である傾向がうかがえます。
今後のキャリアに関する考え方では、「ホワイトカラー職に転職したい」と回答した方は16.6%に留まりました。多くの方が現職の継続や同職種内での転職、独立を検討していることが明らかになっています。


事業責任者である森山氏のコメントによると、今回の調査でブルーカラー職への流入経路にホワイトカラー職からの転身者が約5人に1人いることが判明しました。以前の調査では、ホワイトカラー職からブルーカラー職へ転職した人の約6割が「市場での需要低下」や「AIによる代替」に不安を感じていたことが分かっており、これがキャリア選択に影響を与えている可能性が示唆されます。実際に、20代ではAIによる代替不安を理由にブルーカラー職を選択している人も一定数見られます。
就業前後のイメージについては、約4割がギャップを感じていないと回答しましたが、ポジティブ・ネガティブ両方の見解が混在しています。特に給与や休暇といった待遇面については、受け止め方に違いが見られる結果となりました。今後は、より多様な人材が安心して働き続けられる環境整備に向けて、業界全体での待遇改善がより一層求められるでしょう。
この調査は、2026年3月24日から3月31日にかけて、インターネット調査により実施されました。調査主体はレバレジーズ株式会社、実査委託先はGMOリサーチ&AI株式会社で、有効回答数は724名です。対象は現在ブルーカラー職に従事している方々でした。
レバレジーズ株式会社に関する詳細はこちらです。
https://leverages.jp/





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