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最中屋、厚労省「障害福祉分野の介護テクノロジー導入支援事業」に採択され、実践マニュアルを公開

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障害福祉現場でのテクノロジー活用における課題

障害福祉の現場では、記録、連絡調整、送迎、情報共有、会議準備といった周辺業務が日々多く発生しています。これにより、職員が「利用者と向き合いたいのに、常に何かに追われている」と感じる状況が少なくありません。特に、夕方に業務が集中したり、記録が後回しになって残業が発生したり、同じ内容を何度も共有する状況や、「聞いた・聞いていない」といった認識のずれが生じたりすることは、多くの事業所で共通して見られる課題です。

一方で、「何が負担になっているのか」「どこに業務が偏っているのか」が感覚的に語られることが多く、改善の優先順位や方向性を整理しきれないまま、現場の努力で業務が支えられているケースも存在します。このような背景から、テクノロジー導入への期待が高まる一方で、「ICTを導入したが使いきれていない」「紙運用が残り二重入力になっている」「導入したものの、現場が楽になった実感につながらない」といった声も多く聞かれます。重要なのは、単に機器を導入することではなく、「どこに負担があるのか」「何を変えたいのか」を整理し、現場に合った形でテクノロジーを活用することです。

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本マニュアルの目的と基本的な考え方

本マニュアルは、現場向けの具体的な実践ガイドとして作成されました。単なるICT導入マニュアルではなく、「課題の見える化」を起点に、現場の業務改善をどのように進めるかを整理したものです。

厚生労働省が提唱する「障害福祉分野における生産性向上の基本的な考え方」を踏まえ、本マニュアルでは生産性向上を「支援者一人ひとりの力を引き出し、チームの力で利用者に届けることで、新たな価値を生み出すこと」と位置づけています。これは、単に業務を早くこなすことではなく、限られた時間の中で、本来大切にしたい支援にしっかり時間を使える状態をつくることを意味しています。そのため、「時間が減ったか」だけでなく、業務の偏りが改善されたか、情報共有がしやすくなったか、支援が進めやすくなったかといった視点が重視されています。

また、本マニュアルでは、現場で実際に起きている課題や業務構造を、タイムスタディやロジックツリーを用いて整理する方法を紹介しています。「なんとなく大変」という感覚で終わらせず、「どの時間帯に業務が集中しているのか」「どの業務が負担になっているのか」「なぜその状態が起きるのか」を整理することで、改善の方向性を見つけやすくすることを目指しています。

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まずは「見える化」から始める

マニュアルには、放課後等デイサービスや相談支援、施設系サービスなど、実際の現場事例も掲載されています。例えば、記録業務の「後回し」を見直し、支援の合間に入力できる運用へ変更した事例や、インカムを活用してリアルタイムに情報共有できるようになった事例、業務が特定の時間帯に集中していた状態を分散した事例など、現場がどのように変化したのかが具体的に紹介されています。

マニュアル本編だけでなく、成果報告書で整理されたタイムスタディ結果や業務分析結果も活用しながら、「現場が実際にどう変わったのか」をイメージできる内容となっています。この取り組みを広げていくためには、各事業所に「まずは見える化から始める」という考え方を届けていくことが重要だと考えられます。現場では「何を導入するか」から検討が始まりがちですが、本来は「どこに負担があるのか」を整理することが出発点となります。

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業務の見える化に向けた取り組み

この取り組みでは、業務の見える化を行う手法の一つとして、タイムスタディ調査が実施されています。事例におけるタイムスタディでは、最中屋が開発した記録ツール「ハカルト」を活用し、職員が「どの業務に、どの程度時間を使っているのか」「どの時間帯に業務が集中しているのか」を整理しました。

ハカルトアプリの画面

こうした見える化を通じて、現場で感じていた「なんとなく大変」という状況を、業務の偏りや情報共有のあり方といった形で整理し、改善へとつなげています。本マニュアルでは、特定の機器やツールの導入そのものを目的とするのではなく、現場の業務を整理し、「本来大切にしたい支援に時間を使える状態」を目指すための考え方や進め方が紹介されています。

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今後に向けて

本マニュアルでは、テクノロジー導入を目的化するのではなく、現場の業務を見える化し、「どこに負担があるのか」「何を変えたいのか」を整理することを出発点としています。また、時間短縮だけでなく、業務の偏りや情報共有のしやすさ、支援の進めやすさといった現場の変化に着目しながら、無理なく改善を続けていく考え方を重視しています。

最中屋は今後も、障害福祉現場における実践知や取り組み事例の整理・発信を通じて、現場が本来大切にしたい支援に時間を使える環境づくりに取り組んでいく方針です。

株式会社最中屋について

最中屋ロゴ

所在地: 〒604-8844 京都府京都市中京区壬生檜町6
代表取締役:結城 崇
事業内容:DX/UXコンサル・調査分析・データ活用コンサル・アプリ企画・開発コンサル・プロダクト企画および提供
URL:https://monakaya.com/

タイムスタディアプリ「ハカルト」について

ハカルトロゴ

株式会社最中屋が提供する「ハカルト」は、簡単な操作で介護業務を「見える化」するタイムスタディアプリです。スマートフォンやタブレットからワンタップで業務を記録でき、記録データは即時に取得・活用することが可能です。現在、現場の負担軽減と効率化をさらに加速させるため、記録データから業務改善を自動で提案する機能の開発が進められています。詳細は以下のURLをご覧ください。

ハカルト:https://hakaruto.monakaya.com/

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