AI活用本格化に伴う基盤運用の課題
企業におけるAI活用は、PoC(概念実証)から本番運用へと移行し、エージェント型AI、生成AI、AI推論などの実業務への組み込みが急速に進んでいます。これに伴い、高性能なアクセラレーテッド コンピューティング ソリューションの導入が進んでいますが、消費電力の増大による冷却設備の課題や、機密データの保護、ネットワーク制約、大容量データの通信コスト、遠隔地設備の運用負荷といった背景から、AI基盤を自社敷地内に設置したいというニーズが高まっています。
しかし、最新の水冷アクセラレーテッド コンピューティング サーバーに対応した設計・構築ノウハウの不足、サーバー性能を十分に活用するための専門人材の不足、導入後の運用・保守にかかる負荷の増大など、AI基盤の整備・運用には多くの課題が存在します。これらの課題により、AI導入の検討から実運用までに長期間を要し、企業の競争力強化や事業変革への迅速な推進に支障が生じるケースが見受けられます。
3社は、これらの冷却の課題を解決するため、水冷GPUサーバー環境の共同検証を実施してきました。その検証結果と各社の技術・ノウハウをワンストップパッケージとして提供することで、AI基盤導入・運用の課題解決に貢献します。
共同検証の詳細は、以下のプレスリリースで確認できます。
「水冷GPUコンテナDC-PKG」の提供価値
本パッケージは、企業が抱えるAI基盤導入・運用の課題に対し、以下の価値を提供します。
1. お客さま敷地内にオンプレミスAI基盤をワンストップで導入可能
顧客の土地や電源設備を活用し、コンテナ型データセンター、水冷GPUサーバー、監視・運用支援を統合して一括で提供します。これにより、AI基盤導入における設計・構築・運用の各フェーズで必要となるベンダー選定や調整の負荷を軽減します。各社のコンテナ型データセンター、アクセラレーテッド コンピューティング基盤、AIソフトウェア最適化に関する知見を集約することで、導入までの期間短縮とスムーズな立ち上げを実現します。
2. 高性能なアクセラレーテッド コンピューティング サーバーを安定的かつ効率的に活用可能
統合監視により、コンテナ設備からアクセラレーテッド コンピューティング サーバーまでの状態を一元的に把握し、障害の早期発見・対応を可能にします。これにより、サーバーのダウンタイムによる機会損失を抑制し、高価なGPUサーバーリソースを効率的に活用できます。また、設備投資の有効活用と通信コストの抑制を両立し、中長期的な運用コストの最適化が可能です。これらの取り組みにより、高性能なアクセラレーテッド コンピューティング サーバーへの投資対効果の向上に貢献します。
パッケージの構成要素
「水冷GPUコンテナDC-PKG」は、水冷のNVIDIA アクセラレーテッド コンピューティング サーバーとコンテナ型データセンターを中核に、AI基盤を構成するコンポーネントを統合して提供されます。

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コンテナ型データセンター:40フィートコンテナ、CDUチラー(水冷GPU冷却装置)、天吊り空調・InRow空調(コンテナ内温度・湿度管理)、監視カメラ(セキュリティ監視)、ファシリティ設備など。
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ハードウェア/ミドルウェア:NVIDIA アクセラレーテッド コンピューティング サーバー(NVIDIA HGX™ B300を搭載したHPE ProLiant Compute XD685を含む構成)、FW/UTM(セキュリティ機器)、スイッチ(ネットワーク接続)。
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監視・運用支援:パフォーマンス可視化、統合監視、運用支援。
※コンテナの設置に必要な建築・電源等の工事はパッケージには含まれません。別途工事費用がかかります。
想定されるユースケース
本パッケージは、以下のようなユースケースを想定しています。
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機密データ活用向け:データやネットワークに関する厳格なセキュリティ要件に対応し、機密データを外部へ持ち出すことなくAI分析や生成AI利用を実現します。セキュリティと業務高度化を両立できます。
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製造業・フィジカルAI向け:設計データや生産ラインの映像データを活用した外観検査・異常検知AIの本番運用により、品質向上や検査業務の効率化を実現します。また、自社の土地、電力設備なども活用できます。
提供料金と納期
参考料金として、GPUサーバー1台のスモール構成で初期料金が3億円(税別)から、月額料金が75万円(税別)からとされています(2026年8月31日時点での概算料金)。納期は最短8ヶ月ですが、敷地条件や設置環境、機器の調達状況などにより延長となる場合があります。
顧客の要件に合わせたコンポーネントの再構成も柔軟に対応可能で、詳細は各社への問い合わせが必要です。
今後の展開
3社は今後、次世代のアクセラレーテッド コンピューティング サーバー(NVIDIA Vera Rubinプラットフォーム等)への対応を推進するとともに、分散型AI基盤およびエッジAI領域への展開を通じて、企業のAI活用を支えるインフラサービスのさらなる拡充に取り組んでいくとしています。これにより、顧客のAI技術の進化や利用拡大に柔軟に対応しながら、より高度なAI活用と継続的な事業成長をサポートしていく方針です。
お問い合わせ先
本パッケージに関するお問い合わせは、以下のURLよりお願いいたします。
パッケージの詳細は、サービスサイトで確認できます。





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