見過ごされがちだった換気の無駄
電気料金の高騰が続く中で、ホテルや商業施設では「快適性を維持しつつコストを削減する」ことが重要な経営課題となっています。しかし、換気設備は建物の利用状況にかかわらず一定の出力で運転され続けているケースが多く見られます。
換気によるエネルギーの無駄は目に見えにくいため、長く見過ごされてきました。取り込みすぎた外気は空調で温度を調整する必要があり、せっかく冷やしたり温めたりした空気も、排気とともに屋外へ排出されてしまいます。一般的な商業施設やホテルなどでは、空調負荷に占める「外気負荷」の割合が、冷房時で約54%、暖房時で約62%に上ると試算されており、換気の最適化が空調の省エネにおいて重要な鍵を握ると考えられています。
空気環境に応じた換気量の自動最適化
「BA CLOUD」は、室内に設置されたCO2・温湿度センサーで空気環境を計測し、その結果に基づいてクラウドから換気設備の風量を自動で制御するIoTサービスです。人が少ない時間帯は換気量を抑え、人が増えれば必要な量に戻します。これにより、室内の空気環境を適切に保ちながら、外気の過剰な取り込みによる空調ロスを抑制します。
ワイヤレス・サーバーレス構成を採用しているため、多くの場合、大規模な設備更新を伴わずに既存の設備を活用して導入できる点が特徴です(対象となる設備や建物の条件により異なります)。
導入実績(2026年8月時点)
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全国導入拠点:約30拠点
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ホテル客室:4,000室超
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商業施設:延べ17万平方メートル超
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総制御容量:1メガワット超
これらの実績は、ホテルや商業施設だけでなく、自治体の公共施設などにも導入が広がっていることを示しています。なお、削減効果は施設の規模や運用条件によって異なります。
cynaps株式会社 代表取締役 岩屋 雄介氏のコメント

cynaps株式会社の代表取締役である岩屋 雄介氏は、創業当初の感染症対策としての換気への関心が高まる中で、必要以上の換気による膨大なエネルギーの無駄に気づいたことがサービスの出発点であると述べています。換気は目に見えないため、エネルギーの無駄が見過ごされ、十分な対策がなされてこなかった領域でした。総制御容量1メガワットは通過点に過ぎず、電気代の高騰に悩むすべての施設運営者にとって、我慢を伴わない省エネが当たり前の選択肢となるよう、導入のハードルを下げ続けていく方針です。
今後の展望
cynapsは今後、以下の取り組みを進めていく予定です。
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ホテル・商業施設における導入拠点の拡大
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より大きな換気量が求められる用途への展開
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給排水・照明・受変電設備など建物設備全体への制御領域の拡張
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蓄積した運用データを活用した制御精度の向上
これらの取り組みを通じて、建物単位の省エネから都市全体のエネルギー最適化へと貢献していくことを目指しています。
cynaps株式会社 概要

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代表取締役:岩屋 雄介
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設立:2020年3月
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本社所在地:〒130-0003 東京都墨田区横川一丁目16番3号 センターオブガレージ Ground08
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事業内容:IoTプラットフォームの研究開発及び販売、IoTコンサルティング及び受託開発

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IoTビルオートメーション・システム「BA CLOUD」:https://www.cynaps.jp/ba-cloud/
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IoT開発運用クラウド「LIMZERO(リムゼロ)」:https://www.cynaps.jp/service/iotsupport/





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