開発の背景
新リース会計基準への対応が進む中で、グループ経営を行う大手企業では、単体会計に加えて連結決算への対応が新たな課題となっています。特にグループ会社間のリース取引では、貸手・借手間で会計処理が異なるため、契約の紐付けや複数期間にわたる損益差額の管理が必要となり、連結消去仕訳の作成に大きな負荷が生じていました。
一般的な連結決算システムでは、必要な情報が不足していることが多く、別途データの収集や加工が必要となる場合がありました。WAPは、こうした課題にいち早く対応するため、本機能を開発しました。
機能の特長
本機能は、「HUE」に登録されたリース契約・償却情報を基に、グループ間リース取引の連結消去に必要な情報を作成します。連結消去対象契約の抽出や差額データの算出をリースシステム側で行うことで、連結決算業務における負荷軽減と正確性向上に貢献します。
WAPは、新リース会計基準対応における連結消去業務の完全自動化を見据えています。2027年以降には、グループ間取引相殺仕訳の自動作成や利益剰余金残高管理などの機能が追加される予定です。

KPMG/あずさ監査法人 アドバイザリー統轄事業部 パートナーの山本 勝一氏は、本機能の提供開始にあたり、以下のコメントを寄せています。
「新リース会計基準への対応では、連結決算におけるグループ間取引の消去をいかに効率的に行うかが重要な実務論点です。リースシステムが保持している個別のリース契約情報を活用し、連結消去に必要な情報作成を支援する仕組みは、こうした実務課題への対応を進めるうえで有用な選択肢の1つになると考えます。新リース会計適用下でのグループ間リース取引の相殺消去は複雑で難易度が高いため、各企業がどのように対応を進めるべきか早期に検討を開始し、新リース会計の適用が円滑に進むことを期待しています。」
関連企画
WAPは、KPMG/あずさ監査法人の山本氏と山岸氏を招き、新リース会計基準における連結決算対応をテーマにしたセミナーを今後開催する予定です。本セミナーでは、グループ間リース取引の連結消去に関する実務上の課題と、本機能について紹介されるとのことです。
セミナーの詳細については、以下のページでご確認ください。
セミナーページ
HUEについて
HUEは、日本の大手企業向けに開発されたAI-driven Platformです。顧客の声をもとに進化を続け、業種・業態を問わず幅広い業務要件に対応しています。HUE Composable ERP、HUE Business Platform、HUE Data Platformで構成され、AI活用を前提とした業務・データ基盤を提供します。2,500社以上での導入実績が、その信頼性と高い評価を支えています。
HUE製品ページはこちらです。
HUE製品ページ
ワークスアプリケーションズについて
ワークスアプリケーションズは、1996年に日本初のERPパッケージベンダーとして創業しました。ノーカスタマイズや無償バージョンアップなど革新的なソリューションで、国内大手企業を中心に顧客の成長を支援しています。個が持つ可能性を信じ、企業と個の価値を最大化する「成長エンジン」となることを目指し、「作業」を「創造」に変え、「仕事」を楽しくすることを追求しています。
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