調査結果サマリー

共通の「鉄板スキル」
社会人2年目と3年目以上のどちらのグループでも、1位は「報連相(報告・連絡・相談)」、2位は「基本的なビジネスマナー」という結果でした。これらは社会人の基礎として広く認識されている「鉄板スキル」であることが改めて確認されています。
社会人2年目が重視するスキル
社会人2年目の回答では、「周囲と協力して仕事を進める力」が3位にランクインしました。これは、入社初期に痛感するであろうチームワークの難しさが反映されていると考えられます。また、4位の「フィードバックを受けて改善する力」も、自身がフィードバックを受ける立場として経験した新人時代のリアルな意見が表れていると言えるでしょう。
社会人3年目以上が重視するスキル
社会人3年目以上の回答では、「自分で考えて動く力」が3位に挙がり、7位には「質問力」も登場しました。これらの項目は社会人2年目のランキングには見られません。経験を積むほど、指示を待つのではなく主体的に行動することの重要性に気づくという傾向が示唆されます。
さらに注目すべきは、3年目以上のみで5位にランクインした「相手にわかりやすく伝える力」です。キャリアを重ねると、上司やクライアントへの報告・提案、後輩への説明といった場面が増え、「伝えること」の難しさと重要性を実体験として学ぶため、このスキルが浮上すると考えられます。1位の「報連相」は共通スキルですが、「報連相ができている」ことと「相手にわかりやすく伝えられている」ことは必ずしもイコールではないという気づきが、3年目以上の視点に現れていると読み取れます。
調査概要
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調査テーマ:『Z世代社会人が考える「新卒社員が早めに身につけた方が良いスキル」』
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調査期間:2026年4月1日(水)〜2026年4月2日(木)
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調査主体:「Z世代トレンドラボ byGMO」(GMO NIKKO株式会社)
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調査地域:日本国内
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調査対象:22〜28歳・勤続1年以上の男女 1,380名
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調査方法:インターネット調査
主任研究員からのコメント
「Z世代トレンドラボ byGMO」主任研究員の神津洋幸氏は、今回の調査で特に興味深かった点として、わずか数年のキャリア差で新人へのアドバイス内容に変化があることを挙げています。
社会人2年目が「チームワーク」と「フィードバック」を重視するのは、自身が新人だった記憶がまだ鮮明だからでしょう。一方、3年目以上が「主体性」と「伝える力」を挙げるのは、指示待ちの限界や「伝わらない報告」の弊害を実体験として積み重ねてきたからではないかと推測されます。
特に「相手にわかりやすく伝える力」が3年目以上にのみランクインしている点は示唆的です。「報連相をしている」ことと「相手に正確に伝わっている」ことの間には大きな隔たりがあるという気づきは、キャリアの蓄積なしには生まれにくいものです。
新入社員研修の設計や職場でのOJT計画を立てる際には、先輩社員が何年目であるかによってアドバイスの質や優先順位が異なることを念頭に置くことで、より実効性の高い育成設計につながる可能性が示唆されています。
「Z世代トレンドラボ byGMO」は、世代特有の価値観や行動変化の可視化を通じて、企業の人材育成設計、社内コミュニケーション施策、若手採用ブランディング、Z世代向けマーケティングコミュニケーションなど、幅広い領域での課題解決を支援しています。今回の調査で明らかになった「年次によるアドバイスの質の違い」のような具体的なインサイトは、画一的な研修プログラムから一歩踏み込んだ、メンター制度の設計やオンボーディング施策の最適化にも応用が可能とのことです。
「Z世代トレンドラボ byGMO」について
「Z世代トレンドラボ byGMO」は、Z世代の内面に隠れた本音や感情、価値観(インサイト)を深く理解し、企業が直面するコミュニケーション課題の解決を支援するマーケティングサービスです。独自のZ世代インフルエンサー会員組織や、国内最大規模の調査パネルを活用し、若年層に特化したマーケティング活動を多角的に支援しています。
GMO NIKKO株式会社について
GMO NIKKO株式会社は、デジタルを軸に新たな価値を創出する総合マーケティング支援企業です。1992年の創業以来、マーケティング分野で培った豊富な知見とノウハウを活かし、顧客の課題解決に取り組んでいます。GMOインターネットグループでインターネットインフラ事業と広告・メディア事業を担うGMOインターネット株式会社の連結会社として、AIをはじめとする最先端のテクノロジーを活用した自社開発サービスを提供し、広告主企業のブランディングや顧客ロイヤリティの向上、メディア企業の収益最大化を支援しています。「Surprising Partner.」をビジョンに掲げ、常にお客様の期待を超えるパートナーであり続けることを目指しています。





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