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ロールモデル不在が約7割、しかし半数以上が必要と回答~キャリア形成の実態調査で職場満足・キャリア意識に2倍以上の差が判明~

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キャリア形成におけるロールモデルの現状

調査結果によると、ロールモデルが「いない」と回答した人は全体の約7割(68.2%)に上りました。しかし、その半数以上(50.1%)がロールモデルの必要性を感じており、キャリア形成における「出会いの機会不足」が課題として浮上しています。

ロールモデル有無の円グラフ

世代別に見ると、Z世代は他の世代と比べて「キャリア形成の参考にしている人はいない」と回答する割合が低く、若い世代ほどロールモデルがいる傾向が示されています。

世代別ロールモデル有無の棒グラフ

ロールモデルがいない理由としては、「参考にしたいと思える人が身近にいない」(52.9%)が最も多く、次いで「キャリアに興味がない」(34.5%)、「自分と年齢や立場が近いキャリアの人がいない」(21.1%)が挙げられました。特にZ世代では、「自分のキャリアが見えない」(29.2%)が他の世代と比べて目立つ結果となっています。

ロールモデルがいない理由の表

これらの結果から、ロールモデルの不在は、物理的・心理的な障壁や、キャリアについて主体的に考える機会の不足に起因している可能性が示唆されています。各世代やキャリアステージに適したロールモデルに出会う機会が不足していることが背景にあると考えられます。

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Z世代・ミレニアル世代の新たなキャリア形成

ロールモデルとして挙がる人物は、「同じ会社の別の部署」(43.9%)、「同じ部署」(40.2%)、「他社の人」(28.5%)と、身近な存在が中心となる傾向が見られました。

ロールモデルの接点の円グラフ

その中で、Z世代・ミレニアル世代では、「SNSでの発信をしている人物」(Z世代:22.5%・ミレニアル世代:21.7%)をロールモデルとする割合が、X世代(10.2%)やベビーブーマー世代(2.1%)と比べて高い結果となりました。

世代別ロールモデルの接点の表

さらに、「ロールモデルが複数人いる」と回答した割合は、Z世代が22.3%、ミレニアル世代が18.8%と、他の世代より高い傾向にあります。複数のロールモデルを参考にする理由としては、「複数の人の良い部分を組み合わせてキャリアを考えたい」(69.5%)が最も多く、「他人をそのまま真似するのではなく、自分らしいキャリアを考えたい」(43.7%)、「キャリアには1つの正解がないと感じる」(40.8%)が上位に挙げられました。

オンラインを通じて多様な選択肢にアクセスできる現在、身近な存在やSNS上の人物などから、自分に合った要素を取捨選択しながらキャリアを形成するスタイルが、特に若い世代を中心に広がっていることがうかがえます。この傾向から、ロールモデルは「誰か一人を目指す“正解”」から「複数の要素を組み合わせて、自分なりのキャリアを構築するための“パーツ”」へと変化していることが明らかになりました。

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ロールモデルが職場満足・キャリア意識に与える影響

ロールモデルの有無によって、職場に対する評価やキャリア認識において約2倍以上の差が見られました。ロールモデルが「いる」と回答した人は、「いない」と回答した人と比較して、全体的に高い傾向を示しています。

  • 現在の職場に満足している割合:「ロールモデルがいる」78.1% / 「ロールモデルがいない」39.6%

  • 現在の職場で明確なキャリアパスが整備されていると思う割合:「ロールモデルがいる」56.9% / 「ロールモデルがいない」20.5%

  • 自社の評価制度が明確だと感じる割合:「ロールモデルがいる」55.4% / 「ロールモデルがいない」18.5%

  • 自身のスキルが適切に評価されていると感じる割合:「ロールモデルがいる」63.1% / 「ロールモデルがいない」21.4%

  • 昇進・昇給やキャリア形成に必要なスキルを把握できていると感じる割合:「ロールモデルがいる」69.2% / 「ロールモデルがいない」24.6%

ロールモデルの存在は、キャリアの道筋をより具体化する役割を果たし、組織に対するエンゲージメント向上にも寄与している可能性が示唆されます。

また、将来のキャリアとして「キャリア志向がない」と回答する人は全体の50.5%と半数に上り、多くの人が将来の方向性を明確に描けていない現状が浮き彫りとなりました。一方で、ロールモデルがいる人において「キャリア志向がない」と回答する割合は8.8%、複数いる人では13.4%と、いずれも非常に低い水準となっています。

将来のキャリア志向の円グラフ

この結果から、具体的な参考となる存在がいることで、自身の将来像を描きやすくなり、キャリアに対する関心や主体性が高まる傾向があることが示唆されます。

ロールモデル有無とキャリア志向の棒グラフ

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経営層と会社員のキャリア認識ギャップ

会社員と経営者・役員の意識差を分析したところ、企業側が提示するキャリアの指針において、企業の意図と個人の理解との間にギャップが生じていることが明らかになりました。キャリア形成の主体性にも影響を与える職場の制度や評価基準について、個人の理解・納得・実感が十分に浸透していない実態がうかがえます。会社員は制度や評価に対して不満や不透明感を抱いている一方で、企業側も明確に「キャリアパスや評価制度が整備されている」などと認識しきれていない「曖昧な状態」にあることも示唆されました。

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LinkedInの取り組みとAIロールプレイ

今回の調査結果から、多くの人がロールモデルの必要性を感じながらも、自身のキャリアステージや志向に合った存在と出会えていない状況が浮き彫りになりました。ロールモデルを持つ人は、職場環境や評価制度への理解が進み、必要なスキルやキャリアの方向性をより明確に認識している傾向があります。これは、ロールモデルがキャリアの選択肢や可能性を「可視化」し、個人の意思決定を後押ししていることを示唆しています。

LinkedInは、世界で13億人以上、日本国内で500万人以上のメンバーを有するビジネス特化型プラットフォームとして、「個人、及び組織全体のスキルやキャリアの可視化」と「ロールモデルとの接点」を提供しています。特にZ世代メンバーは国内平均と比較して27%も多くのつながりを構築しており、日本における働き方やキャリア形成の価値観が変化していることがうかがえます。

また、LinkedInラーニングでは、2,100以上のAI関連コースを含む25,000以上のコースを世界で提供しており、日本語でも利用可能な「LinkedIn Learning AI-Powered Coaching」(LinkedInラーニングAIコーチング機能)は、個人にパーソナライズされたアドバイスをリアルタイムで提供しています。

さらに、AIと対人スキルを実践的に練習できる機能「AIロールプレイ」の日本語版を2026年5月23日より提供開始しました。この機能により、評価面談や同僚へのフィードバック、顧客との営業商談など、実際の業務で想定される場面での対話をAIと実践的に練習することが可能です。テキストと音声の両方に対応した安全なバーチャル環境の中で、各セッション終了後に提供される具体的かつパーソナライズされたフィードバックにより、その場での振り返り・改善につなげることができます。世界では、AIロールプレイ利用者の71%が、本機能を通じて自身のスキルに対する自信向上を実感しているとのことです。

LinkedInは、個人のキャリアオーナーシップを支え、従業員のスキルやキャリア志向を可視化することで、組織全体のキャリア開発や人材育成の高度化に貢献していくとしています。

LinkedInの詳細については、以下のリンクをご覧ください。

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