働く女性の約7割が「本気で頑張りたい」と感じる
調査の結果、「この会社・クライアントのために本気で頑張りたい」と感じた経験がある女性は76.6%に上りました。「よくある」が31.8%、「たまにある」が44.8%という内訳です。

この「本気で頑張りたい」と感じたきっかけとして最も多かったのは、「自分の頑張りを認めてもらえた」(73.0%)ことでした。次いで「一緒に頑張りたいと思える仲間や上司がいた」(64.2%)、「仕事の社会的意義・目的を感じられた」(46.2%)が続きます。一方で、「給与・報酬が満足できた」と回答した人は21.2%で6位にとどまり、報酬よりも日々のコミュニケーションや承認が、やりがいに大きく影響していることが明らかになりました。

また、最もやりがいを感じたきっかけを一つ挙げてもらったところ、「自分の頑張りを認めてもらえた」(37.5%)が首位となりました。この結果から、企業が採用や定着のために注力しがちな報酬や条件の整備よりも、日々の声がけ、承認、信頼して任せる姿勢といった「関わり方」の質が、やりがいの有無を大きく左右していると言えるでしょう。

やりがいが主体的な行動と長期的な関係を生む
「本気で頑張りたいと感じたことがある」と回答した人に、仕事での行動変化について尋ねたところ、「期待以上の成果を出そうとした」(57.6%)、「自主的に勉強した」(55.5%)、「アイデア・改善提案を出すようになった」(54.4%)がいずれも5割を超えました。

さらに、やりがいを感じた企業・クライアントとどのくらい長く関わりたいと思ったかについては、87.0%が「長く関わり続けたい」と回答しました。内訳は「できれば長く続けたかった」(57.6%)と「ずっと関わり続けたかった」(29.4%)です。この結果は、やりがいのある環境が、働き手の自発的な学習や改善提案、さらには長期的な関係継続につながることを示しています。

企業の人柄や雰囲気、出会いの段階では見えにくい現状
一方で、仕事を探す際に企業・クライアントの人柄や雰囲気を「十分把握できた」と答えた女性はわずか2.9%にとどまりました。64.4%が「あまり把握できなかった」「まったく把握できなかった」と回答しており、出会いの段階での情報不足がミスマッチを生んでいる実態が浮き彫りになっています。

人柄や雰囲気を把握できた理由としては、「担当者と事前にやりとりがあった」(40.6%)が最も多く挙げられました。やりがいが人との関わり方に起因するにもかかわらず、その重要な要素が事前に見えにくいことが、やりがいのある職場との出会いを難しくしている一因と考えられます。

この状況は、働き手がやりがいを感じるために企業に求めることと、現状の間にギャップがあることを示唆しています。

マッチングサービスへの高い需要とAIの普及による意識変化
このような背景から、「本気で頑張れる企業・クライアントと出会えるマッチングサービスがあれば使いたい」と答えた女性は87.8%に上りました。マッチングサービスに求めることの1位は「企業・クライアントの雰囲気や人柄がわかる情報」(86.6%)であり、出会いの段階で企業の雰囲気を見極められる仕組みへの強いニーズが明らかになっています。


また、AIの普及も働き手の意識変化に影響を与えています。「AIの普及により、企業・クライアントの選び方や仕事に求めることは変わったか」という問いに対し、約半数が「大きく変わった」「少し変わった」と回答しました。

具体的には、未経験分野への挑戦意欲の高まりや、AI活用に積極的な企業を選ぶ動きが見られるなど、働く女性の転職・仕事探しのスタイルに変化が生まれているようです。

求められるのは「やりがいを感じられる職場」を伝える環境づくり
今回の調査から、働き手がやりがいを感じる要因は報酬・条件だけでなく、日々の承認やコミュニケーションにあることが明確になりました。しかし、その人柄や雰囲気は、仕事を探す段階では半数以上が把握できていないのが現状です。
人材の確保・定着が課題となる今、企業に求められているのは、条件面の整備だけでなく、出会いの段階から「やりがいを感じてもらえる職場かどうか」を伝えられる環境づくりではないでしょうか。
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